生田絵梨花 「銭形平次」で“令和のお静”体現 和装でのNHKドラマ続く 大河「いつか出たい」

[ 2026年8月21日 07:00 ]

ポーズを決める生田絵梨花(撮影・望月 清香)
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 【インタビュー】女優として目覚ましい躍進を続ける生田絵梨花(29)。21日放送のNHKスペシャル時代劇「銭形平次」(後10・00)にヒロインのお静役で出演する。これまで数々の名女優が演じてきた大役をはつらつと演じている。ドラマへの思いや今後の目標を聞いた。(望月 清香)

 NHKが東映とタッグを組み制作したスペシャル時代劇。ドラマや映画で長年親しまれてきた名作時代劇を俳優の亀梨和也を主演にポップかつスタイリッシュな切り口で描く。生田は「ミステリー要素もあるし、アクションもあるし、人情味もある。今を生きる人たちにも響く切り口になっていると思う」と胸を張る。

 お静は勝ち気でチャーミングな女性。登場すると画面がパッと明るくなる。「初めは名前の印象もあっておしとやかな女性かと思ったんですけど、現場行ったら監督から“もっとちゃきちゃきしたはつらつとした感じで”とディレクションを受けました。人に寄り添う優しさがありつつ、引っ張るような明るさと意志の強さがあるところが、現代の女性像にもつながるなと思いました」。明るく主体的な“令和のお静”を体現した。

 今作の平次とお静は友達以上恋人未満の関係。鈍感な平次と素直になれないお静の絶妙な距離感が描かれる。「しっかり者なのに平次さんのことになると不器用になっちゃうところが人間味があっていいなと思いながら演じました」と回想。ドラマ初共演の亀梨に「ボケてくれたり、ツッコんでくれたり…。密にコミュニケーションを取って、常に心をほぐしてくださりました。いろいろな演技を引き出してくださりました」と感謝した。
 
 昨年のNHK・BSドラマ「天城越え」、現在放送中のNHK連続テレビ小説「風、薫る」と、和装でのNHKドラマ出演が続く。「高さのある下駄を履いて撮影するのは『銭形平次』が初めてだったので、プライベートでも下駄を履いて練習していました」。その研究熱心ぶりと所作の美しさは高く評価されており、「銭形平次」制作統括の真鍋斎氏は「日本髪と着物が凄く似合っていて時代劇がしっくりくる」と絶賛する。

 次にどんな時代劇に出演したいかを聞くと、「『天城越え』で岸谷五朗さんと共演した際に、岸谷さんが“大河ドラマの乗馬の稽古が凄く楽しかった”とおっしゃっていたので、馬に乗る役をやってみたいです。ドイツに住んでいた時に小さいポニーに乗ったことはあるんですが、本格的な乗馬はやったことないので、挑戦してみたいです」と声を弾ませた。NHK大河ドラマへの話題を振ると、「いつか出てみたいですね」と真っすぐ答えた。

 女優、歌手、MC――。マルチな才能で幅広く活躍している。活動をする上で大切にしていることを聞くと、「見てくれた方が少しでも楽しいと思ってくれたり、前を向くきっかけになれたらいいなと思っています。アイドルを始めた頃は、ただ楽しくて、好奇心のまま走っていたんですが、いろいろな経験をして、たくさんの方と関わる中で、誰かのために、何かのために自分ができることは何だろう、と考えるようになりました。応援してくださる方たちに何かを返していくためにも、自分自身がもっと成長していかなきゃいけないなと思っています」と話した。

 今後、どのように活動していきたいか。「楽しいと思える自分でありたいです。自分もそうだし、一緒に作品を作る方や、それを受け取ってくださる方にも、何かいいものを届けられたらいいなと思っています。あと最近は自分のこともちゃんと大事にしたいなって思うようになりました。自分に余裕がないと、誰かに手を差し伸べたり、“一緒に楽しもうよ”って言ったりすることもできないと思うので。誰かのためにという気持ちは変わらないけど、そのためにも、まず自分が心地よくいられることって大事なんだなって、最近やっと思えるようになりました」。肩の荷が下りたような柔らかな笑顔が印象的だった。これからも自分自身が楽しみ、心を豊かにしながら、多くの人に光を届けていく。

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