服部慎一郎七段 竜王初挑戦 棋聖戦に続き「矛盾」の戦い 愛称「ニンニン」が第3の男へ

[ 2026年8月24日 22:07 ]

服部慎一郎七段
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 将棋の藤井聡太竜王(24)=王将など6冠=への挑戦権を争う第39期竜王戦挑戦者決定3番勝負第3局が24日、東京・将棋会館で指され、先手・服部慎一郎七段(27)が柵木幹太五段(28)に129手で勝利した。対戦成績を2勝1敗として挑戦権を獲得。10月9日、渋谷・セルリアンタワー能楽堂での第1局から開幕する7番勝負へ初出場する。

 服部は6、7月開催の棋聖戦以来のタイトル戦出場。5番勝負は藤井に0勝3敗で敗退した。藤井、そして伊藤匠2冠=叡王、王座=の2人が全8冠を保持する棋界では、昨秋開催の竜王戦以降、同一カードでのタイトル戦がない。つまり3番手以降は群雄割拠と言え、服部が「第3の男」へ名乗りを上げた。

 振り駒の結果、服部が先手になり、先手での公式戦成績が31勝12敗の勝率・721を誇る得意戦法・矢倉へ誘導した。飛先の歩の交換へ踏み込んだ23手目以降、前例がない戦いへ突入。ところが柵木の攻勢に、服部は中段王で耐える展開が続く。それこそが受け将棋の評判を取る愛称「ニンニン」の本領発揮。終盤に体を入れ替えて逆転した。7番勝負では藤井の攻めに服部の受けという「矛盾」の再戦が見られそうだ。

 ▼服部七段 本局は最後の最後まで難しかった。最後は(自王に)詰みがないので勝ちかなと。7番勝負挑戦の実感は沸いていないが、自分らしく、粘り強く戦えた。タイトル戦までにはひたすら準備して実力を付け、(3連敗した)棋聖戦の反省を踏まえて思い切りぶつかりたい。

 ▼柵木五段 ここまでこられたのは出来過ぎなくらい。第2局が一手ばったりで終わってしまい残念だったが、きょうは結果はともかく、自分の力を全部出せた。それでも及ばず、仕方ない。

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