落合博満氏「張本さんの打ち方をまねた。足は上げないですり足、線で引っ張ってきて点でボールを捉える」

[ 2026年9月13日 10:20 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(72)が13日、TBS「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に生出演。今月9日に86歳で亡くなった、プロ野球歴代最多の3085安打をマークした張本勲(はりもと・いさお)さん(本紙評論家)を追悼した。

 ロッテ時代の80、81年に張本さんとともにプレーした落合氏。張本さんが「落合が入ってきて、落合の打球を見たらねえ、俺もぼつぼつだめかなと思ってねえ」と、落合氏の打球を見て引退を意識したと語っているVTRを見ると、「直に聞いたのはきょう初めてです…いやあ…思いもしなかったことですよねえ」としみじみと話した。

 そして、「俺のバッティングってのは、いろんな選手のいいところを取り入れてつくり上げてきたバッティングなんで」と言い、「だから足は上げないですり足っていうのも張本さんの打ち方をまねた。いろんなところをまねてますよ。それで線で引っ張ってきて点でボールを捉えるっていうね」と張本さんの打撃から学んだ部分について話した。

 DeNAの元監督でもある中畑清氏がバットを手に、張本さんの打撃を説明し始めると、落合氏は「俺がやってやる」とバットを受け取って、「張本さんはこうやって構えていますよね」とテークバックの姿勢をつくり、「それで自分の感覚では、構えたところからそのままバットを出してきているってことを言うんです。でも実際は構えたところから、こうやってコックを使う。コックを使って右の肘を伸ばすんですよ、肩を入れないで。これがボールを遠くに飛ばす秘けつなんです」と説明。

 続けて、身ぶり手ぶりを交えて「それでこうしてボールの来る軌道に関して、このバットをその軌道に入れていくんです。それで自分でここで打てばいいっていうポイント、その点がなんです」と“線と点の打撃”を解説。「インサイドは自分の体の前、真ん中は(体の)線上で、外はもっと(引きつけて)自分の体の近くっていうことでバットを振り抜いていく。それで、こうやったらバットを置いていきそうな感じなんだけれどもここでも引っ張りが強い。これがボールを遠くに飛ばす秘けつなんです。これを今の人はできない」と話した。

 また、「張本さんは、“酒飲んできても、寝る前に必ずバット振って寝ろよ”っていうことを言われましたね」と“アドバイス”されたことも明かし、「当時、“野村(克也)さんがホームラン王を取っているから俺はヒットを打つことに専念する”っていうことでホームランを捨てた。それでも、500本を打っている。凄いバッターなんですよ」と張本さんの“偉大さ”を語っていた。

 張本さんは1940年6月19日生まれ、広島県出身。浪商(現大体大浪商)から59年に東映(現日本ハム)へ入団し、巨人、ロッテでプレーした。昨年6月に亡くなった長嶋茂雄さん(享年89)の盟友でもあった。「安打製造機」の異名を取り、プロ野球歴代最多の3085安打をマーク。首位打者7度、最多安打3度、最高出塁率9度、ベストナイン16度を記録。首位打者7度はプロ野球記録で、90年に野球殿堂入りした。

 引退後は野球評論家として歯に衣(きぬ)着せぬ発言で人気を博し、「サンモニ」のスポーツコーナー「週刊御意見番」では、故・大沢啓二さんとともに「喝!」、「あっぱれ!」の熱い言葉で選手らを叱咤激励、野球ファン以外にも広く知られる存在となった。2021年12月26日の放送をもってレギュラー出演を卒業したが、その後も不定期で生出演。今年8月2日放送回にも生出演していた。

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