NHK・井上樹彦会長 前会長・稲葉延雄さんを追悼「激動期における重要なかじ取り担ってくださった」

[ 2026年10月21日 14:00 ]

NHKの井上樹彦会長
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 NHKの井上樹彦会長(69)が21日、東京・渋谷の同局で定例会長・メディア総局長会見を行い、今年1月までNHK会長を務め、6日に死去した稲葉延雄(いなば・のぶお)さんを追悼した。

 副会長として稲葉前会長を支えた井上会長は「今月6日、稲葉延雄前会長がご逝去されました。生前のご厚誼に対し、衷心より哀悼の意を表します」と追悼。「稲葉前会長は、令和5年1月に会長に就任され、公共メディアに向けた経営基盤の強化や組織の改革に不退転の決意で臨まれました。日本銀行や民間企業等で培われた卓越した見識と、強い責任感を持って、対外的な説明責任を果たす“アカウンタブル経営”を推進されるなど、激動期におけるNHKの重要なかじ取りを担ってくださいました」と感謝。

 「去年の5月にガンであることを公表されてからも、闘病を続けながら、会長としての任期を全うされたお姿を偲びますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

 稲葉さんは東大経済学部卒業後の1974年に日本銀行に入行し、考査局長や理事を歴任。2008年からリコー特別顧問に転じ、取締役会議長などを務めた。23年1月に前田晃伸元会長の後任としてNHK第24代会長に就任した。

 今月6日、東京都内の病院で誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去。75歳。静岡県出身。同局が13日に公表した。

 昨年5月の定例会見で初期の肺がんを公表。「まずは抗がん剤治療を2カ月ほど行い、その後、手術の範囲を確定し、夏休み明けぐらいには今の業務に完全に復帰できる」と話し、同11月には「引き続き、投薬治療が続いております」と説明。「今後とも引き続き、業務と治療を両立させていきたい」と語っていた。

 今年1月24日付でNHK会長を退任。最後となった1月21日の定例会見では「必要なことについては概ねやり切ることができた」と話した。

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