在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

MBS・上田芹莉アナ 「パンダが中国に帰った日、泣いてしまいました」 初仕事は一生忘れられないものに

[ 2026年5月21日 06:00 ]

和歌山・白浜のアドベンチャーワールドに2週間泊まり込みでパンダを取材したMBS・上田芹莉アナウンサー
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 【在阪テレビ局アナウンサーの「アナランド」】入社して1年が過ぎた。「情報番組、メチャ楽しいです」と目を輝かせるのはMBS・上田芹莉アナウンサー(23)だ。

 幼少期から好奇心旺盛で勉強が好き。珠算初段、暗算1級と数字には強いが「数学はなぜか苦手でした」。子どもの頃からテレビ朝日系「科捜研の女」を見て憧れていた医者への道は諦めた。

 高校1年時に起こった「西日本大豪雨」(18年)の災害報道を見て、アナウンサーを志した。番組内でアナウンサーが被災者への電話取材中のこと。「避難命令が出て、アナウンサーが“すぐに逃げてください”と取材を中断。こうやって人の命を救うこともできるんだと思った」と将来を見据えた。

 中学、高校は受験勉強に明け暮れたが、大学に入って、時間ができて自分の好きな勉強を始めた。いわゆる“資格マニア”に。勉強が結果につながることにはまった。中学2年で取った英検準1級に加え、潜水士、乗馬ライセンス(5級)、危険物取扱者乙種第4種の資格も取得した。

 「潜水士は筆記のみです。潜るのは不得意かな(笑い)。海に潜ったことがないので、いつかはダイビングをしたい」と苦笑い。大学受験前には「一時、勉強が嫌になって韓国語の勉強をした」とハングルも少々。さらに入社前から「司法書士の勉強を始めました。今は時間がなくて、思うように進んでいませんが」。とにかく勉強が好きなようだ。

 今は「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)で火曜日のフィールドキャスター、「せやねん!」(土曜前9・25)でも大活躍中だ。入社して2カ月の昨年6月、アナウンサーとして初めてニュースを読む、いわゆる“初鳴き”を前に、いきなり大役が巡ってきた。「よんチャンテレビ」で、中国へ返還されたパンダにかかわる「パンダびと」のコーナーを担当。和歌山・白浜アドベンチャーワールドから中国へ返還される「良浜」「結浜」「彩浜」「楓浜」の4頭のパンダの飼育スタッフやコアなファンらを、和歌山・白浜町へ2週間泊まり込んで取材した。

 「初めての仕事は一生忘れられないものになりました。パンダに対してこんなにも熱量を持っている人がいるんだと驚きました。自分と違う感情、価値観を持つ方がたくさんいて。パンダが中国に帰った日、絶対に泣かないと思ってたけど、泣いてしまいました」

 初取材では神戸から連日パンダに会いに来る大学の先生と知り合った。「大学を休みすぎて、クビになりそうって。だから、もう来れないと」。ただ、その先生は中国への返還後もわざわざ中国までパンダに会いに行き「毎回、写真を送ってくださいます」と親交は続いているそうだ。

 フィールドキャスターとして、南丹市の児童殺人事件をレポートしたり、奈良・東吉野村では「キノコを大量に食べるロケに行って、キノコのおいしさを知りました」と美味しいロケにも挑戦した。

 お笑いも好きで、学生時代は東京・新宿の「ルミネtheよしもと」に2週間に1回、通ったそうだ。「こたけ正義感さん、金属バットさん、ジャルジャルさんのファンです」。お笑い芸人が多数出演する「せやねん」ではグルメ紹介コーナー「どこいこ?」でプレゼンターに。先日はテノール歌手・秋川雅史(58)がゲストで登場。最後においしいグルメを食することができるかという抽選を上田アナが担当。クジ引きして、なんと秋川が外れ。「真っ青になりました…」と申し訳なさそうにしていた。

 昼、土曜朝の人気番組で忙しい毎日。緊張すると「頭の中でそろばんを弾いて、1から50まで足して。それで落ち着くんです」。報道、情報、バラエティーと何でもこなしているが「ロケ、せやねんがすごく楽しい。憧れは山中真先輩、YTVの野村明大さん。将来?プレバトをやってみたいですね」。全国区を目指している。

 ◇上田 芹莉(うえだ・せり)2002年(平14)10月12日生まれ、兵庫県西宮市出身の23歳。慶応大から25年4月、毎日放送に入社。趣味は編み物、漫才、アニメ鑑賞。特技はタイピング、韓国語、水泳、珠算。

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