【福岡ボート お盆特選レース】あす開幕 植田太一 次は地元で輝く

[ 2025年8月10日 05:00 ]

待望の初Vの勢いに乗って地元初優勝を狙う植田
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 夏の博多を盛り上げる伝統の「お盆特選レース」が11日から開幕する。初日、2日目のドリーム戦1枠で登場する篠崎元志、前田将太を筆頭に実力派レーサーがズラリと顔を並べる。今年はオール福岡支部のメンバー構成だ。本紙注目は6月住之江で念願の初優勝を飾った植田太一(36=福岡)。大得意の福岡水面で地元初優勝を目指す。

 待望の瞬間は突然訪れた。6月住之江一般戦の優勝戦、黄金色に輝くGPジャージーをまとう上條暢嵩が1号艇。地元エースが負けないスタートを決めて、あとは1マークを先に回るだけ…と思われた一瞬の出来事だった。猛スピードの3コースツケマイで植田が強襲、これが見事に決まった。デビューから通算22回目のチャレンジでつかんだ初優勝は、グランプリレーサーを打ち破る大金星。全国のファンに植田太一という名前を売り込んだ。

 「やっとです。ホッとしました。でも、正直住之江で優勝できるとは思ってなかったです。ターン回りは仕上がっていたけど、ノブ(上條)がよく出していたので。回った後はあれ?って感じでした」

 初優勝という一つの区切りを迎え、植田のレーサー人生は第2幕に突入。直前の大村でも優出を決めて、現在勝率は6・20まで上昇。まだ時間があるとはいえ、この数字を維持できればA1昇級も視野に入ってくる。「数字があるエンジンを引けているわけではないけど、近況はペラが当たっていますね。ターン回りを重視して、外枠の時はチルトを跳ねて伸びを意識した調整をすることもあります。せっかく勝率を持っているので、一度くらいはA1になってみたい」

 博多は全24場の中でも最も相性がいいドル箱水面。握りマイを持ち味とする植田のレーススタイルは、博多の水面特徴とフィットする。念願の初優勝を決め、勢いに乗って次は地元初優勝をというのは自然な流れだろう。「まずはエンジン抽選が大事ですね。地元で優勝したいし、頑張りますよ」

 好メンバーが集まる地元お盆シリーズ。優勝をたぐり寄せるのは容易ではないが、今の植田ならという期待感はある。持ち味を発揮して主役を食う活躍を期待しよう。

 シリーズ全体を見渡せば、Wドリーム組の12人がシリーズを引っ張っていく形になりそうだ。初日ドリームの1枠に指名されたのは前田将太。今年は記念戦線での優出こそ1月に開催されたBBCトーナメントのみと物足りないが、一般戦ではコンスタントに優出を重ねている。賞金の高い地元お盆レースで着実に賞金を加算し、当地で11月に開催されるSGチャレンジカップ出場へ前進したい。

 2日目ドリーム1枠は篠崎元志。今年は何と言っても5月SGオールスターでの優出(5着)が光る。びわこ甲子園を熱中症で途中帰郷して以降、徳山オーシャンカップ、三国周年と精彩を欠く内容が続いているだけに、地元で軌道修正を図りたい。

 今や〝最強のA2〟として全国各地のレース場で暴れまくっているのが中辻崇人。今年は早くも6Vと高い決定力を発揮している。当地の伸び型の調整も熟知しており、エース格のエンジンを引けば誰も止められない。ピンラッシュで一気に優勝をたぐり寄せるか。

 松田大志郎の安定感も大きな武器。今年は優勝こそ5月三国の1回にとどまっているが、10優出とアベレージは高い。5月の当地GWシリーズは優出2着。勝てば当地3大特選は初制覇となる。

 他では渡辺浩司、里岡右貴、古沢光紀、石倉洋行らも争覇圏内。若手ではA1に返り咲いた竹下大樹のほか、篠原飛翔、篠原晟弥、藤森陸斗らに期待したい。

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