【弥彦競輪 G1寛仁親王牌】石原颯がG1初制覇 憧れのGP切符も獲得 四国黄金時代の主役へ

[ 2026年10月12日 19:25 ]

<第35回寛仁親王牌 決勝>レースを制したのは石原颯(3)(撮影・五島 佑一郎)
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 G1「第35回寛仁親王牌」は12日、弥彦競輪12Rで決勝戦が行われ、石原颯(26=香川・117期)が番手捲りで優勝。8月の松山オールスターに続く2度目のG1決勝で初タイトルをつかみ、優勝賞金4790万円(副賞含む)とともに「KEIRINグランプリ2026」(12月30日、いわき平)の出場権を獲得した。香川登録選手のG1制覇は00年高知オールスターの児玉広志(66期=引退)以来、117期のタイトルホルダーは山口拳矢、寺崎浩平に続く3人目となった。四国3番手の松本貴治が2着、吉田拓矢が3着に入った。

 8月のオールスターを制した犬伏湧也に続き、四国から新たなタイトルホルダーが誕生した。2度目のG1決勝で石原が番手捲りV。先頭で引っ張る犬伏、3番手を固める松本、地区の仲間たちから託された思いを結実させた。「信じられないです」。喜びをかみしめるように言葉を紡いだ。

 初手は中団。郡司先頭の東日本勢にフタをされ、犬伏が引いて打鐘からすかさず仕掛けた。3車で出切ると石原は最終バックから発進だ。「後ろ(の他ライン)を気にする余裕がなくて…。犬伏さんに番手を回してもらって勝てなかったら申し訳ない。車間が詰まったところで踏ませてもらいました」。“一人でも多くグランプリへ四国勢を”という犬伏の願いを果たした。

 選手を志すきっかけは、高2だった16年に村上義弘が優勝したグランプリを見て憧れたから。今年の石原は7月サマーナイトフェスティバルでビッグ初決勝、8月オールスターでG1初決勝と充実著しい。勢いそのままにG1初制覇を飾り、GP出場権を得た。「まさか自分がその舞台に立てるとは。頑張りたい」と決意を新たにした。

 大きな成果を得てもスタイルは変えない。「競走間隔が空くと感覚が分からなくなる。緊張感を持って走りたい」。当初の予定通り京王閣、大宮の2場所を経て競輪祭に臨む。そこで先輩への全力サポートを誓う。「(今回決勝で3番手を固めた)松本さんに獲ってほしい。出し惜しみせず主導権を取れたら」。四国の黄金時代を築くため、さらに精進する。

 ◇石原 颯(いしはら・はやて)1999年(平11)12月4日生まれ、香川県善通寺市出身の26歳。県立善通寺第一高卒。20年5月に117期としてプロデビュー。通算524戦219勝。通算取得賞金は2億5436万円。主な優勝は第35回寛仁親王牌(26年)。24、25年はともに44勝を挙げてS級最多勝。1メートル70、83キロ。血液型O。

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