【競輪コラム】新人・小笠原匠海 ロードで培った圧巻の強地脚 まだまだ上を目指せる

[ 2026年10月27日 04:30 ]

小笠原匠海
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 G1「第35回寛仁親王牌」は石原颯が初のタイトルホルダーに輝いた。これで5大特別が終了。石原をはじめ脇本雄太、古性優作、犬伏湧也の4人がグランプリの出場権を手にした。

 残りのG1は競輪祭のみ。男子のグランプリ切符争いは、し烈を極める。ガールズグランプリ出場を懸けた最後のレース「競輪祭女子王座戦」と同様、終盤の競輪界のビッグレースが今から楽しみだ。

 トップクラスを目指して今年の5月、ルーキーシリーズでデビューを果たした男子の129期生。本デビューの7月から約4カ月が経過し、A級2班へと特別昇班した選手が4人いる。

 伊藤京介に次いで2番目に特別昇班を決めたのが小笠原匠海(26=東京)だ。

 フランスでプロのロードレーサーを目指したが、コロナ禍の影響やケガのため断念。競輪選手の道に進んだ。

 特別昇班初戦の立川は1、1、4着。「地元戦で緊張した。予選からみんな強い。力だけでなくテクニックを身につけないとダメ」と課題を痛感していた。

 2戦目は奈良(10月14~16日)に登場。元々、潜在能力の高さは折り紙付きだったが、ロードで培った“強地脚”は圧巻だった。

 予選、準決は抑え先行という形。後続のもつれを尻目に逃げ切り勝ちを決めたが、口を突いたのは反省の言葉だった。「自分だけになってしまって…。師匠(飯田義広・引退)にも勝ち上がりはラインを連れ込むレースをしないとダメと言われた」

 決勝は先行態勢に入った上を叩かれたが、3番手から力強く捲り返し、見事に3連勝を達成した。

 直前の大垣(22~24日)は1、1、6着。決勝は単騎戦で不発となったが、連日の脚は迫力十分だった。

 レースの組み立てはまだまだだが、S級のステージで活躍できる力を秘める。今後の走りに注目だ。

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