本文へ移動

東濃にスクリーンが戻って来る! かつては隆盛の映画文化、その歴史をひも解くと…

2025年4月17日 05時10分 (4月19日 14時55分更新)

【連載】スクリーン復活 東濃映画館ものがたり
 
 21年ぶりに、東濃地方に映画館が戻ってくる。土岐市のイオンモール土岐に18日、コンパクト型シネマコンプレックス「イオンシネマ土岐」がオープンする。かつて、東濃5市(多治見、土岐、瑞浪、恵那、中津川)にはいずれも映画館があり、映画文化が花開いていた。スクリーン復活に合わせて、その歴史と物語をひもとく。 (全3回)
 
(上)東濃にスクリーンが戻って来る! かつては隆盛の映画文化、その歴史をひも解くと…(この記事)
(中)映画を楽しんだ記憶、今も鮮明に 復活したスクリーンは孫とともに
(下)芝居小屋から映画館へ、「青い山脈」ロケ誘致も 中津川の映画文化築いた篠田一族

 
【関連記事】「イオンシネマ土岐」でオープニングセレモニーと内覧会 東濃で21年ぶりの映画館復活、週末は予約で満席も

昭和初期の榎元座とみられる映画館の様子=渡辺さん提供

 1960年前後、映画館全盛の多治見市で少年時代を過ごしたデザイナーの渡辺保志さん(72)は「映画スターは憧れ。子どもも大人も話題の中心に映画があった」と懐かしそうに振り返る。

 渡辺さんが小学時代、多治見駅南側に位置する中心市街地・栄町にある生家の衣料品店周辺には、映画館が4館あった。行きつけは、徒歩数分にあった「多治見東映」。「ちゃんばらものをやっていた。搬入口から潜り込んで映画を見た後、堂々と入り口から出てきてね。映画館のおじさんも、見て見ぬふりをしていた。おおらかな時代だったね」と目を細める。
 ほかの映画館も徒歩圏内にあった。文化劇場(本町)では映画俳優の石原裕次郎や小林旭らが出演する作品、榎元座(新町)では怪獣映画などを鑑賞したという。「弁当持って朝から見に行ってね。最高の遊び場だったよ」と語る。
 しかしテレビの台頭とともに映画館から客足が遠のき、63年には文化劇場が閉鎖。...

この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報