「(投手で)来年使えるのは1人か2人」中日・井上監督、リアリストに方針転換…高知秋季キャンプ参加組にハッキリ伝える
2025年10月31日 23時51分
中日・井上一樹監督(54)が現実主義者になった。秋季高知キャンプ開始を翌日に控えた31日、首脳陣と参加メンバー23選手が中部国際空港から空路、高知へ移動した。指揮官いわく、参加選手で来季の戦力になっているのは数人。それがプロの世界。リアリスト・井上監督が若竜を生かさず殺さず、鍛えて個を強くする。
本当のことって怖いのだ。移動する井上監督は、核心を突くリアルに徹したミーティング内容を思い浮かべていた。場所は高知市内の宿舎。タイミングは到着後すぐ。参加メンバーに現実を突きつけてから、キャンプ初日を迎えたかった。
「この(投手)10人が10人、レベルを上げたところで来年1軍で全部使えるか、といったら使えない。1人なのか2人なのか、欲張って3人なのか。宿舎ではハッキリ言ってやろうと思っている」
相手の年齢は関係ない。競争社会は残酷だ。「どこの球団も今の時期は戦力外通告をしている。ポヤーンとしていたら、そこにエントリーされちゃうよ、って。ドラゴンズのユニホームを着て2年3年たった奴ら、意地を見せろ、と」。チーム内の序列を上げるレースでは、落ちこぼれれば自然とはじき出されるだけなのだ。
就任直後の1年前と180度方向転換したメッセージとなる。季節感あふれる「むき栗キャンプ」と銘打った昨秋は首脳陣とナインが歩みをともにし、全員で成長していくストーリーを描いた。しかし、結果は4位。2012年以来となるポストシーズン進出も夢と消えた。
どれだけハングリーか。腹をくくれているか。ドラフト1位で入団した仲地は3年間で2勝5敗、今季の登板は1試合だった。同じくドラフト1位で入団した2年目の草加は右肘の手術もあり、1軍では1試合の登板。今年のドラフトで上位3位までを投手にしたのは、先発不足が露呈したからにほかならない。
「選手は全国津々浦々から入団した。地元の両親、じーちゃん、ばーちゃんから応援されているんでしょ、って。そういう人の思いも感じながらやりなさいよ、ってこと」
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