中日・井上監督、今こそ原点回帰の『どらポジ』を 思い悩み…気分転換し…投手陣のケアをし再出発「名古屋からまた仕切り直ししていきたい」
2026年5月21日 21時22分
こんな状況だからこそ、「どらポジ」だ! 中日は21日の阪神戦(甲子園)が降雨のために中止となった。前日20日の同カードは7点のリードを7回からの3イニングで逆転されるというまさかの結果に終わったが、井上一樹監督(54)は「名古屋からまた仕切り直ししていきたい」と強調。セ・パ交流戦突入前最後のカードとなる22日からの広島3連戦(バンテリンドームナゴヤ)での巻き返しを誓った。
屈辱に打ちひしがれた7点差リードからの逆転負けから一夜明けた。20日は強いショックでゲーム後の報道対応を断っていた井上監督。やり返すゲームは天候不良のための中止。指揮官はどう捉えたのか。
「昨日は悪夢のようなゲーム。払拭する意味では早くやりたかった」
いの一番に口をついたのは前のめりなコメントだった。それでこそ、就任1年目だった昨季のスローガンに「どらポジ」を掲げただけのことはある。ドラゴンズとポジティブ(前向きな)を合わせた造語。すごくという意味がある名古屋弁「でら」にもかけている。
指揮官だって人間だ。感情の浮き沈みはある。そして、思い悩む。昨季も今季も遠征先では宿舎の自室にこもる。有料会員サービスの動画を見続けた。映画に始まり、シリーズもののドラマ―。立て続けに見るから、次回作を待ち望む日々を送っている。
なぜ見るのか。「街に出て指をさされるのが嫌だから」。これが偽らざる本音だ。周囲へ明るく振る舞えば振る舞うほど反動は大きい。そんなこと承知で、井上一樹は井上一樹を演じている。落ち込み、ふさぎ込む時間をへての気分転換は、次の一歩を踏み出す準備期間になっている。
練習では投手陣をケアした。内野のグラウンドにシートが掛けられた中での練習だった。投手は外野、野手は球場に隣接する室内練習場で汗を流した。井上監督は前夜、阪神・森下にサヨナラ弾を浴びたルーキー・牧野のモチベーションを上げて、リフレッシュの意味を込めた2軍降格を決めた杉浦の現状把握に努めた。
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