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中日OB・岩瀬仁紀さん、伝説の「完全試合リレーで日本一」の裏側明かす 当時の心境は「代わりたくない」 球場どよめきもアライバの言葉が力をくれた

2026年10月13日 23時32分

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岩瀬仁紀さん


 いずれもNPB歴代最多となる1002試合に登板し、407セーブを挙げた中日OBの岩瀬仁紀さんが、13日に放送されたBSフジの「プロ野球 レジェン堂」に出演。中日が日本一を達成した2007年の日本シリーズで、日本一を決めた第5戦に登板した時の思いを明かした。
 日本ハムと戦ったこの日本シリーズで、中日は3勝1敗と王手をかけて迎えたナゴヤドーム(現バンテリンドームナゴヤ)での第5戦に1―0で勝ち、日本一を決めた。この試合は先発した山井大介投手が8回まで一人の走者も出さない完全試合ペースだった中、9回に抑えの岩瀬さんが出ていった。
 MCでフリーアナウンサーの徳光和夫さんから登板する時の心境を聞かれると、「代わりたくないですよ」。当時に抱いた正直な胸の内を、こう明かした。点差は1点。日本一まであとアウト3つ。先発・山井が完全試合をやりそうだった。そんな中で自分が指名された。「抑えで僕が出ていって負けた時、非難がすごい」。岩瀬さんもこの展開で出ていくのは尻込みしたという。
 投手交代がコールされた時のことも忘れられない。「球場全体が山井コール。場内アナウンスで(交代が告げられ)どよめきですよ。普段は歓声が起こる。どよめきをどうやって力に変えようか」。そんなことを思っていた中、勇気を与えてくれたのは荒木雅博、井端弘和の二遊間、「アライバコンビ」だった。
 「僕がマウンドに行った時、『ここは岩瀬さんしかいないでしょ』とあの2人が言ってくれて、その言葉で自分がマウンドにいていいんだと思えて、スッキリしてバッターに向かうことができた」。そうして向かった9回は3人で抑えた。今も伝説として語り継がれている「完全試合リレーで日本一達成」の裏側には、こんなことがあったという。
 指揮を執った落合博満監督とは、試合後、風呂場で会ったという。「おまえが一番しんどかったな」。落合監督にはこんな言葉をかけられてねぎらわれたとも明かした。

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