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「4カ月しかメジャーでプレーしていないのに、非現実的すぎる」 ブルワーズWS初制覇、シンデレラボーイは史上初『新人で単一WS6打席連続安打』達成の22歳

2026年10月29日 16時43分

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ワールドシリーズ制覇を喜ぶブルワーズ・プラット(AP)


◇28日(日本時間29日)ワールドシリーズ(WS)第5戦 レイズ1―4ブルワーズ(セントピーターズバーグ)
 ブルワーズは敵地で勝利。シリーズを4勝1敗とし、球団創設58年目で初の世界一となった。新人のクーパー・プラット内野手(22)は先制タイムリーなど第1、2打席で快音を残し、メジャー史上初めて「新人で単一WS6打席連続安打」を達成した。
 メジャーデビューからわずか4カ月と恐れを知らない22歳が、躍動した。プラットは2回に中前へ先制タイムリーヒットを放つと、5回は左前打。前日の第2~5打席と合わせ、メジャー史上初の「新人で単一WS6打席連続安打」を達成。これまでの記録は1978年ヤンキースのブライアン・アイドルが樹立した同5打席連続だった。
 新人というくくりを外しても、WSで6打席連続安打は2013年レッドソックスの『ビッグ・パピ』ことデビッド・オルティス以来、13年ぶり6人目だった。
 全米中継局FOXのヒーローインタビューで、若武者は「自分は4カ月しかメジャーでプレーしていないのに、非現実的すぎる」と有頂天だった。「22歳でこれを達成してしまったのはどんな気分?」と振られ、「こいつは…人生で最高の気分だ。Oh, my gosh(何てこった)。現実だって感じさえしないよ。わけが分からない」。
 さらに「ブルワーズファンは最高だ。いつも大声援で応援してくれて、考えられないほどのプレッシャーを相手にかけてくれた。こんな熱狂的なファンはいないよ。自分はこのポストシーズンで何度もへまをやったのに、みんなが助けてくれて、そしたら世界王者だ。本当にスペシャルだし、恵まれている。全ては父のおかげだ」と感謝した。
 父ラッセル・プラットさんはユタ大学で内野手としてプレーし、幼少時からクーパーを指導。今シリーズ第1戦の後も、息子に「おまえらしくないぞ。全てを急ぎすぎている。もっとゆったりプレーすることを心掛けなさい」とアドバイスし、これが第2戦以降の爆発に直結した。
 決してエリートの一本道ではなかった。人口8500人のミシシッピ州セナトビア出身。3年前のドラフトで高校から1巡目指名が期待されていたが、結果は6巡目(全体182番目)指名だった。その時点でミシシッピ大進学に傾いていたが、ブルワーズは通常の6巡目指名への契約金に約100万ドル(約1億5800万円)を上積みした135万ドル(約2億1000万円)を提示し、プロ入りへと翻意させた。
 マイナーでも昨季は2AでOPS・691と苦しんだ。だが、ブルワーズは際立った遊撃の守備力に着目し、4月に8年総額5075万ドル(約80億2000万円)で異例の『青田買い』。今季は3A58試合でOPS・735だったが、6月にメジャー昇格させた。結局、メジャー1年目のレギュラーシーズンは74試合で平均を下回るOPS・718に加え、3本塁打、34打点で終了。それが、今WSは5試合で打率・421(19打数8安打)、1本塁打、7打点、OPS1・139と、まさにシンデレラボーイとなった。(写真はAP)

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