6回、本塁打を放ちベンチで迎えられる巨人・佐々木俊輔 =神宮球場(撮影・萩原悠久人) (セ・リーグ、ヤクルト3-5巨人、21回戦、巨人11勝10敗、26日、神宮)巨人打線でまず目を引いたのは2番・佐々木の元気のよさと、1番・浦田との名コンビぶりだ。
佐々木は右越え本塁打を皮切りに、右前打、右中間へのタイムリー二塁打。スイングが柔らかく、バットのヘッドが利いているため、長打力も増してきた。浦田とのコンビも日に日に機能している。相手にとっては、浦田を出塁させると、その快足を押さえながら、佐々木と対さなくてはならない。いやらしい限りだろう。
1、2番が出ることで、4番・ダルベックの存在意義も増す。1試合のうち、どこかいい場面で結果を残す。打率の低さは気にしなくていい。
そしてこの日は、甲斐が九回に左翼へ勝ち越し本塁打。出番が少なく、いろいろな思いがあったはず。大事な時期に価値ある一発を放つあたり、さすがベテランというしかない。何より甲斐が打った瞬間、巨人ベンチは大興奮に包まれた。優勝に必要なムードをも、持ち込んだかもしれない。
ヤクルトはリリーフ陣のやりくりが大変だが、これだけ負けても3位・DeNAとは依然、0.5ゲーム差。そこをプラスにとらえ、なんとか立て直したい。(サンケイスポーツ専属評論家)