プロ初勝利の記念球を掲げ原辰徳監督(左)から祝福される巨人・松井颯=2023年 巨人は30日、育成の松井颯投手(26)に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。東京・大手町の球団事務所を訪れた右腕は「まだ現役は続行したいなと思っている」と現役続行の意思を表明。「一番はNPB」とし、トライアウトを受験する意向も示した。
松井は一般入試で埼玉・花咲徳栄高に入学。エースで4番だった野村佑希(日本ハム内野手)と同級生で、3年夏は背番号15の控え投手だった。明星大から2023年に育成ドラフト1位で入団。同年5月に支配下登録されると、中日戦でプロ初登板先発勝利。育成ルーキーのデビュー戦白星は、ソフトバンク・大竹耕太郎(現阪神)以来2人目で、セ・リーグ初の快挙だった。1軍通算10登板。24年オフに育成再契約となり、支配下復帰は果たせなかった。
巨人で過ごした日々を「今後の人生においても良い経験になった」と振り返った。新たな挑戦へ「今はもう、何の痛みもなく投げられているので、体は問題ない。やっぱり真っ直ぐが戻れば、全然まだプロの相手でも投げられると思っている」と言葉に力を込めた。