亜大 東浜が2戦連続完封!東都初快挙だ

[ 2009年5月6日 06:00 ]

<亜大・国学院大>2試合連続完封の亜大・東浜巨

 またやった!東都大学野球春季リーグ第5週第1日は5日、神宮球場で行われ、亜大の1年生右腕、東浜巨(なお)が、国学院大を相手に1―0で3安打完封勝利を飾った。昨年センバツでは沖縄尚学を優勝へと導いたスーパー1年生は前回、リーグ戦初登板だった4月21日の中大1回戦に続く連続完封劇。東都大学連盟に正確な記録が残る1950年以降では、1年生投手による初登板から2試合完封勝ちは初の快挙となった。第2試合は青学大が立正大を下して先勝した。

【日程と結果
】

 その姿にはエースの風格が漂っていた。投ゴロをさばいて試合を締めた東浜は、颯爽(さっそう)とマウンドを降りてきた。1回戦マウンドを任されて1―0完封。連盟にも記録が残されていない、1年生初登板からの2戦連続完封劇を「落ち着いていた。リリースポイントがバラバラだったけど試合中に修正できた」と淡々と振り返った。
 1年生とは思えない冷静さで試合を支配した。リーグ戦初登板で150キロをマークした直球は147キロ止まり。「前回は飛ばし過ぎ。相手も研究しているはず。タイミングをずらす投球が目標だった」。直球で押すスタイルを変更。前回3割程度だった変化球は120球中ツーシーム35球、スライダー23、90キロ台のカーブが3と半分を超えた。2年生の女房役・下館にペース配分も率先して進言。4四死球と制球に苦しんだが「調子が悪いなりに投げられたのが収穫」と笑みをこぼした。
 中大戦の2日後にエースの証、1回戦先発を告げられた。200球以上の投げ込みを5日間行い調整。前回はマウンドで生田監督に「腹が減りました」と焼き肉をおねだりしたが、この日は試合中にバナナ6本をたいらげて空腹をしのいだ。生田監督も「もうエース。焼き肉?お金がなくなるから今回は食事の約束はしません」と苦笑いで1年生右腕を絶賛した。
 とはいえ素顔はまだ童顔の18歳だ。4月末には実家から沖縄銘菓の「サーターアンダギー」を送ってもらい、故郷・沖縄を思い出した。つかの間のオフには新宿へ出掛けたものの「人の多さにびっくり」とその後はほとんど寮にこもってリーグ戦に集中している。焼き肉はまだ実現していないが「リーグ優勝後にとっておきます」と東浜。輝きを増すばかりの超新星が、戦国東都を盛り上げる。

 ◆東浜 巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)年6月20日、沖縄・うるま市生まれの18歳。小1から「与那城ストロング」で野球を始める。与勝中3年時に投手で九州大会3位。沖縄尚学では昨年センバツでチームを9年ぶり優勝へと導いた。ドラフト上位候補も進学を希望。4月21日中大1回戦では34年ぶりの1年生リーグ初登板初完封を達成。家族は両親。1メートル81、73キロ。右投げ右打ち。

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