強心臓の唐川2世 逆転ピンチも「競っている方がわくわくする」

[ 2010年8月7日 18:02 ]

<成田・智弁和歌山>智弁和歌山に勝利し、喜ぶ完投の中川(中央左)ら成田ナイン

 【成田2―1智弁和歌山】最後の打者を中飛に打ち取ると、両腕を突き上げた。成田の中川が智弁和歌山を6安打1点に抑え、14三振を奪った。夏20年ぶりの勝利をもたらし「言葉にならないほどうれしい。最高です」とはにかんだ。

 立ち上がりは速球を主体に押した。1回、1四球こそあったが、3つのアウトはいずれも三振。そこから徐々に球速を落としていく。「とばして、落として、とばす展開を思い描いていた」と言うように、中盤までは狙い通りだった。

 迎えた終盤。2―1の7回は1死一、三塁のピンチを招き、打順は1番へ。しかし、慌てない。まずはスライダーで空振り三振に打ち取り、続く2番打者には一転、直球勝負で空を切らせた。最大のピンチを切り抜け「競っている方がわくわくする。前の回までの対戦をもとに配球を自分で考えた」と振り返った。

 プロ野球ロッテの右腕唐川は成田OBだ。中川は「ずっとあこがれてきた」と言い、唐川の投球フォームをビデオで繰り返し見て体に染み込ませた。ゆったりと足を上げることで、軸がしっかりすることをつかんだ。

 尾島監督が「感無量です」と感慨に浸る一方で、エースは「スライダーの曲がりがいまいちなのと、四球が一つあったから80パーセント」と満足はしていない。そこがまた頼もしい。そして次は58年ぶりの2回戦突破に挑む。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2010年8月7日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->