高嶋監督「打ちにいっても球が飛ばないんだ」

[ 2010年8月7日 18:22 ]

 【智弁和歌山1―2成田】春夏の甲子園で最多の59勝だから、その数だけ勝利の弁を語っている。智弁和歌山の高嶋監督は、開幕日の初戦敗退で戸惑っていた。「こんなはずではなかった」と言いたげな顔が、適切な言葉を探していた。

 強打を看板にしていながら1点に終わっている。敗因は打線の変調に凝縮された。高嶋監督の説明は「打ちにいっても球が飛ばないんだ。みんなファウルになる。どうもおかしい。その後で高い球を振らされ、ボールのスライダーに手を出して…」。迷いの中から抜け出せなかったナインの姿に、監督自身も解答を授けられずにいた。
 成田の尾島監督は智弁和歌山の打線を評価しつつ「うちの投手がやられたら相手が上だったということ。やってみなけりゃあ分からない、と思っていた」とバッテリーにすべてを託していたという。
 成田の中川が14奪三振という数字を残しているから、ここは潔く「参りました」と高嶋監督も脱帽するしかないだろう。

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