「群馬のイチロー」後藤 打の主役は頂く!

[ 2010年8月7日 06:00 ]

 第92回全国高校野球選手権大会がいよいよ7日、甲子園球場で開幕する。夏連覇を狙う中京大中京、春夏連覇を目指す興南など話題校が多い中、プロも注目する好選手も多く出場する。前橋商・後藤駿太外野手(3年)は俊足巧打で夏は出場3大会連続の初戦突破を狙う。

【第92回全国高校野球選手権大会
】

 人呼んで「群馬のイチロー」――。遠投115メートルの強肩に、50メートル6秒0の俊足。広角に打ち分ける前橋商・後藤はリハーサルでは、同じく好打者の智弁和歌山・西川と交友を深めて気持ちを高ぶらせた。

 高校生野手では全国トップ級でドラフト上位候補の後藤は「甲子園では、僕の肩、打撃を見てください」と意気込む。2年時の09年センバツにも1番・中堅で出場して、南陽工戦で4打数2安打と片りんを見せつけてネット裏のスカウトをうならせた。昨年は右太腿の肉離れを繰り返すなどして調子を落としたが、オフに肉体改造に取り組んだ。さらに約2メートルの長さで、1キロの重さの細長い特注バットで素振りを繰り返してスイングスピード、バットコントロールを磨いた。広島・苑田スカウト部長も「明らかにスイングが速くなった。成長に驚きを感じる」と成長を認めている。

 後藤自身も進路について「プロに行きたい」と言い切る。初戦は9日の宇和島東戦。その肩で、足で、バットで――。群馬のイチローは、今夏甲子園の主役の座を狙っている。

 ◆後藤 駿太(ごとう・しゅんた)1993年(平5)3月5日、群馬県生まれの17歳。小2の時に豊秋ジュニアホークスで野球を始め、渋川中では投手。夏の県大会3位。前橋商1年秋から中堅手で、09年センバツに出場した。握力は右61キロ、左58キロ。家族は両親と兄、姉。1メートル80、75キロ。右投げ左打ち。

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