高木よみがえれ!阿部が体当たり指導 1球ごとに「高い!」「甘い!」

[ 2017年1月31日 07:50 ]

ブルペンの打席に立つ阿部。捕手は小林
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 巨人の宮崎合同自主トレ最終日。高木の投球練習を見守っていた阿部が、歩を進めて左打席に立つと、ブルペンの空気が一気に引き締まった。

 「高い!」「甘い!」。1球ごとに感想を口にする。徐々に力みが取れ、球が切れを増す。「高木カット」と言われる大きく曲がるカットボールが、内角に投げ込まれると「ナイスボール!」。さらに内角攻めを要求する。胸元をえぐられ、思わずのけぞると「これを試合で投げられるかだよ!」と声を張った。

 高木は新人時代の15年に9勝を挙げたが、昨季は5勝止まり。1、2軍を行き来し、中継ぎにも回った。2戦連続KOされた昨年5月、阿部は高木を呼び出し「泣きそうな顔をしながら投げるな」と説教した。この日は課題の左打者への内角攻めを体を張って指導。3年目右腕は「阿部さんの存在でその場(の空気)が引き締まった。緊張感がある人。今年はしっかりやるぞという思いになった」と感謝した。

 ノッカーも務めた。今季から本職の三塁だけでなく、外野にも挑戦する岡本に大飛球を放ち、背走する高卒3年目のグラブを打球がかすめると、気合を注入するようにノックバットを地面に叩きつけた。その後も飛球を飛ばし続け「俺より動きはいいね」と合格点。岡本は「試合でも打球は伸びると思うのでしっかり練習して捕れるようになりたい」と見据えた。

 昨季は右肩を痛めたため、今季は一塁に専念する意向。守備練習では黙々と一塁ノックを受け、打撃マシンを相手にバットを振った。「やりたいことができた。体調が良かったのが一番」と17度目のキャンプに向かう。 (神田 佑)

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