【九州大会】鹿児島城西 校名変更前“最後のセンバツ”へ前進 1年生・小島「ここまで来たら優勝」

[ 2026年10月30日 05:30 ]

高校野球秋季九州大会 準々決勝   鹿児島城西3ー1小林西 ( 2026年10月29日    リブワーク藤崎台 )

<鹿児島城西・小林西>先発して完投した鹿児島城西の小島(左)
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 来春選抜の出場校選考の重要な参考資料となる大会は、準々決勝の残り2試合が行われた。鹿児島城西は小林西(宮崎)に3―1で逆転勝ち。先発の小島大空(そら=1年)が完投し、20年以来2度目の選抜出場が有力となった。沖縄尚学は佐賀北を3―0で破り5季連続の甲子園に大きく前進した。

 万歳して歓声を全身で浴びた。鹿児島城西が7年ぶりの選抜出場に大きく前進する4強入り。立役者は1年生左腕の小島だ。129球を投げ抜いて2試合連続完投。被安打6は全て単打で「打たれても淡々と投げられている。うれしい」と声を弾ませた。

 最速135キロのサイドスロー。初回に先制を許したが、その後はうまく打者のタイミングを外し、スコアボードにゼロを並べた。8回2死一、二塁のピンチではプロ注目の児玉哩臥(りいが=2年)を直球で三ゴロに抑えた。奪った三振はわずか2だったが、スライダーなどの変化球も効果的に使い「最少失点に抑える」「ゴロを打たせる」という理想の投球ができた。

 就任3年目の道端俊輔監督(33)の目には涙があった。智弁和歌山での選手時代は春夏合わせて甲子園に5度出場した青年指揮官は「選手が頼もしくて泣きそうになりながら見ていました。4強はめちゃくちゃうれしい。感慨深いです」と実感がこもった。

 新チーム結成後は8月に関西遠征し、甲子園で健大高崎(群馬)―東海大甲府(山梨)を観戦した。高いレベルに触れ、鹿児島に戻ってからは守備練習から見つめ直した。指揮官の恩師で甲子園春夏68勝の高嶋仁さんのイズムを引き継ぎ、1日1500~2000スイングで汗を流してきた。

 来年4月から「鹿児島日章学園」に校名が変更される前に聖地が見えてきた。出場を決めていた20年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため大会中止になっただけに喜びは大きい。小島は「ここまで来たら優勝するしかない」と頼もしかった。(杉浦 友樹)

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