ソフトバンク・庄子雄大 ハマの恩師が“将来的に首位打者狙える”DeNAの鈴木尚典コーチが期待

[ 2026年10月30日 06:00 ]

みずほペイペイドームに姿を見せた庄子(撮影・成瀬 徹)
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 遊撃のレギュラーに定着し、いつか首位打者となれ――。ソフトバンクの庄子雄大内野手(24)が“ハマの恩師”から希望を託された。28日に閉幕した日本シリーズでDeNAの鈴木尚典打撃戦術・育成コーチ(54)と再会。DeNAジュニアの監督として庄子を指導した鈴木コーチは教え子の成長を喜び、将来的な首位打者の獲得に期待を寄せた。庄子はまずはレギュラーの座を確保すると意欲を燃やした。

 ソフトバンクが4連勝し、2年前の雪辱をした日本シリーズ。DeNAには何とも言えない思いで躍動する庄子の姿を見ていた恩師がいた。鈴木コーチだ。「相手なんだけどさ…。違った目線でも見てしまったんだよね。うれしい半面さ、こっちは結果として痛かったんだけどさ」と柔和な顔で話した。

 庄子は日本シリーズ全4試合に遊撃でスタメン出場。第1戦で決勝打を放つなど攻守で活躍し、優秀選手に選ばれた。「小学6年で出会って高校も一緒で後輩になってさ」と鈴木コーチ。庄子少年が横浜市・東希望が丘小6年の時に選ばれたDeNAジュニアの監督だったのが同コーチだった。庄子は「レギュラーとして使い続けてくださったのは鈴木さんが初めてでした」と当時を振り返り、「練習から“妥協するな”と言われて手を抜くこと、甘えを許さない指導を受けました」と感謝の言葉を口にした。

 DeNAジュニアでは正三塁手として活躍し、高校は鈴木コーチの母校である名門・横浜の門を叩き、神奈川大へ進んだ。鈴木コーチは「正直、そこまで体も大きくなかったんでどうかなと思ってた」と心配していたが、24年ドラフトでソフトバンクから2位指名を受けた。同コーチは直後に「本当に良かったな!」と連絡したと懐かしんだ。

 課題だった打撃は見違えるほどパワフルになり、日本ハムとのCSファイナルSではMVPに輝いた。24日の日本シリーズ第1戦前に庄子からあいさつされた時、鈴木コーチは「今だけじゃだめだぞ。来年、完全なレギュラーをつかめ」と期待の言葉をかけたという。自身は98年の日本シリーズでMVPを受賞し、同年には2年連続で首位打者を獲得。同コーチは「首位打者もね、いずれはね」とさらなる成長を楽しみにしていた。

 庄子は日本一達成から一夜明け、みずほペイペイドームで始動した。侍ジャパンに初選出され、11月12日開幕の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に出場する。日本代表での活躍も期待される鷹のハマっ子は「代表でも基本的には今までやったことを表現するだけ。チームではショートでレギュラーを獲りたい」と決意を明かした。 (井上 満夫)

 ○…DeNAの鈴木コーチは名門・横浜で89年夏の甲子園に出場。90年ドラフト4位で横浜に入団し、97年に打率・335、98年には同・337で2年連続の首位打者に輝いた。ほか、同校出身の首位打者には24年に打率・314をマークしたソフトバンク・近藤がいる。庄子は偉大な先輩たちの背中を追う。

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