「本当に反省ばっかりなんです」――限りなく白く・山田一十 ノートに刻む進化の軌跡と主役を照らす「月」の覚悟

[ 2026年6月13日 12:30 ]

【画像・写真2枚目】叶えるためにまとう“鎧”――限りなく白く・山田一十、「青春の種」に込めた不器用な夢想家の生き様
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 初の全国流通盤シングル「青春の種」をリリースし、北の大地から全国へとその歌声を届ける準備を整えたアイドルグループ「限りなく白く」。大きな節目を迎え、さらなる躍進を期する今、メンバーの山田一十(やまだ・いと)が熱い胸の内を明かしてくれた。現在の7人体制になり、それぞれの色が楽曲と鮮やかにマッチするようになったグループの現在地。その中で見つけた、自身にしか全うできない唯一無二の役割とは――。(「推し面」取材班)

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 「1人として同じ人がいない。みんな飾らないし、穏やかすぎるくらい穏やかです」

 愛おしそうにメンバーを見つめるが、かつてはその強烈な個性の波の中で、自身の居場所に人知れず悩んでいた時期もあった。「あまりしゃべらないし、動画を見ていても自分だけちょっと暗いかもって……だから最初は『影担当』かなって思っていました」

 そんな控えめな背中をそっと押してくれたのは、客席からの温かい言葉だった。「ファンの方に『お月様みたい』って言っていただいて、それがすごくうれしくて」。それは、決して太陽のようなキラキラした主役ではなくとも、夜闇の中で誰かを優しく照らし、植物のカスミソウのように周りを美しく引き立てる魅力への賛辞だった。

 「私は決してキラキラしているタイプではないんですけど、そういう『揺れ』みたいなものがいいところだねって言っていただきました」

 自分は「影」であり、主役を照らす「月」である。ならば、その道を極めてみせる。 そう自認してからは、パフォーマー としての執念がさらに燃え上がった。お披露目の時の自己紹介で「表現者になりたいです」と宣言した通り、東京のアイドルや先輩たちのライブ動画を熱心に研究する日々が始まる。その地道な努力の軌跡は、日々記しているノートに克明に刻まれている。

 「できる限りライブを見たり、自分の歌についても振り返ったりして、いつも日記にその反省点などを書いています。本当に反省ばっかりなんですけど」

 ページに刻む毎夜の反省は、確実に実を結びつつある。最近ではファンから「表現力がどんどん上がっている」と褒められる機会が劇的に増えた。「日記を書いて振り返ってきた成果が、少しずつ出てきているのかな」とはにかむ表情には、確かな手応えがにじむ。

 誰もが主役になりたがる世界で影を自覚し、月として生きることを選んだ。ノートを閉じて明日を見据えるその静かな眼差しは、グループが放つ「白」の輝きを、これからもっと美しく、深く引き立てていくはずだ。

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