宝塚宙組・鳳城のあん、涙の新人公演初主演「本日得た学びを大切に東京新人公演ではより進化した黒蜥蜴を」

[ 2026年6月18日 20:57 ]

名作「黒蜥蜴」で新人公演初主演を果たした宝塚歌劇団宙組の鳳城のあん(右)と初ヒロインの梨恋あやめ
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 宝塚歌劇団宙組公演「黒蜥蜴」の新人公演が18日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団7年目の鳳城のあん(ほうじょう・のあん)が初の新人公演主演を務めた。

 江戸川乱歩原作、三島由紀夫戯曲で有名な探偵・明智小五郎と女盗賊・黒蜥蜴の駆け引きが物語をけん引する名作。

 鳳城は男役らしい低音もよく響く、豊かな歌唱力で聴かせ“心理戦”とも言える細かな芝居も緩急を付け見事に客席を引き込んだ。新人公演メンバー最上級生の成績トップ者“長の長”と呼ばれる責任重大な立場に加え、初主演という重圧をはねのけての好演。カーテンコールのあいさつでは思わず涙で声が震えるひと幕もあり「本日得た学びを大切に次の東京公演の新人公演ではより進化した黒蜥蜴をお見せしたい」などと結ぶと、超満員の客席からは割れんばかりの拍手が鳴りやまなかった。

 公演終了後には、取材に応じ「まずはホッしているのと、いい意味で記憶がないんです。深い空気が張り詰めたようなお芝居をするのは、鳳城のあが緊張しているのと、明智の緊張感とリンクしていて、楽しくて没頭していく感覚がありましたた」などと振り返った。

 「トップさんが浴びられるライトってあんなに神々しいんだ」などと、トップが浴びるピンスポットに驚きの声を上げた。トップスター桜木みなと(さくらぎ・みなと)からは「技術よりも、私自身が思ったまま自由に羽ばたいた方がいい、と。どこか型にはまってしまうクセが自分にはあるので、そのお言葉がありがたかった」と感謝した。

 初ヒロインを務めた入団5年目の梨恋あやめ(りれん・あやめ)は、「自分の中で愉しみながら吹っ切れて最後まで演じ切れてとてもよかった」とにっこり。本役の春乃さくら(はるの・さくら)から「ハプニングはあるものだから、そう思って思い切って“やっちゃえ”と言って頂いたのが胸に刺さっています」と背中を押されたことを明かした。

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