永瀬拓矢九段 A級で伊藤匠2冠に勝ち2勝0敗 名人挑戦候補が明暗

[ 2026年7月11日 09:27 ]

永瀬拓矢九段
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 藤井聡太名人(23)=王将など6冠=への挑戦権を争う第85期順位戦A級は10日、東京・将棋会館で伊藤匠2冠(23)と永瀬拓矢九段(33)の2回戦が指され、後手・永瀬が138手で勝利した。終局は11日午前0時39分。

 藤井を除けば唯一のタイトルホルダーである伊藤と昨年度、王将、名人、王位戦で藤井に挑戦した永瀬による注目カード。先後はあらかじめ決まっており、戦型は相掛かりへ進んだ。

 共に一段飛車、王は中住まいに構え、天王山を争奪し合った中盤から永瀬がペースを握る。伊藤が3段目へ跳ねた左右の桂頭を狙って永瀬が歩を進め、伊藤が共に左右の銀で取ったため戦力が分散。その間隙を縫って伊藤王の王頭へ歩を打って大きな拠点を築いた。

 伊藤は王を3段目へ上がって粘りを見せ、一時形勢逆転したかに見えたが、すでに1分将棋。詰ましにいったが正着までは指しきれなかったようだ。名人挑戦候補が明暗を分け、永瀬は2勝0敗、伊藤は0勝2敗となった。

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