中村勘九郎、笹野高史ら片岡亀蔵さんゆかりの俳優が「らくだ」でしのぶ 笹野は亀蔵さん愛用の鏡台継承

[ 2026年8月3日 05:00 ]

「眠駱駝物語 らくだ」で熱演する(左から)中村勘九郎、笹野高史、片岡市蔵、松本幸四郎(c)松竹
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(44)が2日、東京・歌舞伎座で「八月納涼歌舞伎」(26日まで)の初日を迎えた。

 昨年11月に亡くなった片岡亀蔵さんをしのび上演された第2部「眠駱駝物語 らくだ」では、要所で亀蔵さんを連想させるアドリブを交えて、生前同演目を得意とした故人を追悼。コミカルに会場の笑いを誘い「(亀蔵さんの)駱駝(らくだ)の馬さんはまさに国宝級!」(ひと役ひと言より)と思いをはせた。

 生前親交のあった俳優の笹野高史(78)と亀蔵さんの兄片岡市蔵(67)も出演した。笹野は亀蔵さんが生前愛用していた本漆仕上げの鏡台を使用して舞台に上がった。

 遺族によると、この鏡台は父の五代目片岡市蔵さんから受け継いだ品で、元々は幾重にもラッカー塗装がされていた。それをコロナで舞台が休演していた時に、亀蔵さんが江戸指物師に依頼し、全て分解して、修理した思い出の品。「新しく作る方が安いかも」と言われていたが、使い続けることを選んでいた。

 そんな亀蔵さんが大切に使っていたものを受け継ぎ、笹野は約1カ月の歌舞伎座公演に臨む。

 市蔵も亀蔵さんが当たり役としたせりふのない死体の役である馬太郎を受け継ぎ、会場を笑いで包んでいた。

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