中村勘九郎 アジア大会開会式の屋外宙乗り振り返る 強風、バウンドに恐怖も「誇らしい気持ち」

[ 2026年9月26日 05:30 ]

取材に応じた中村七之助(左)、中村勘九郎
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(44)が25日、都内で「春暁・陽春歌舞伎特別公演2027」(来年3月5日初日、全国20カ所40公演)の取材会を行った。

 陽春歌舞伎特別公演では中村屋が大切にしてきた「連獅子」が上演される。勘九郎は「私たちは特に思い入れが強いです。父(十八代目中村勘三郎さん)と長年踊っておりまして、回数を重ねているのが連獅子の仔獅子。振りを覚え直すことは一切ないし、音がなれば自然と踊れる演目を子供たちと踊れるのはうれしい」と胸中を語った。

 19日、名古屋市の瑞穂公園陸上競技場で行われた愛知・名古屋アジア競技大会の開会式でも勘九郎一家は連獅子の格好でパフォーマンスを行った。尾張名古屋は初代中村勘三郎の出身地とされる。勘九郎はそんな猿若座創設者の地元で、屋外の宙乗りも行った。「野外だとワイヤーで飛ばすんです。凄く風の影響が大きくて、バウンドしたりして怖かったです。稽古も積んでやりましたが、本番当日下の方を向くと各国の選手がいて、お客さまがいた。とても誇らしい気持ちになった。私たちが大事にしている、中村屋にとっても大切な演目の連獅子をお披露目できるのはうれしかった。来月中村座でもやりますし、巡業にもつながっているんだと思いました」と大役を振り返った。

 特別公演は3月5日の神奈川県・鎌倉芸術館で行われる春暁歌舞伎特別公演から4月4日に宮崎市民文化ホールの陽春歌舞伎特別公演まで全国20カ所を回る。

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