成島出さん死去 65歳 映画監督「ソロモンの偽証」「八日目の蝉」 役所広司、永作博美が追悼

[ 2026年8月29日 05:00 ]

成島出さん
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 「ソロモンの偽証」「八日目の蝉」などで知られる映画監督の成島出(なるしま・いずる)さんが24日、肺がんのため都内の病院で死去した。65歳。山梨県出身。28日、所属事務所の神宮前プロデュースが発表した。葬儀は故人の遺志により家族葬で済ませた。お別れの会の予定もない。関係者によると、数年前からがんの闘病をしていた。治療を続け、体調を見ながら仕事に取り組み23年「銀河鉄道の父」、24年「52ヘルツのクジラたち」を完成させたという。

 駒大時代に映画サークルで映画製作を始め、卒業後「映画監督になれ」と言われた長谷川和彦監督に師事。04年「油断大敵」で監督デビュー、藤本賞新人賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞した。12年「八日目の蝉」では日本アカデミー賞で監督賞も含め、作品賞など10部門で最優秀賞に輝いた。所属事務所は「成島が遺(のこ)した作品や活動を長く愛し、支えてくださったファンの皆さま、出演者、関係者の皆さまにはこれまでのたくさんの応援や温かいお付き合いに、心より深く感謝申し上げます。成島が情熱を注いだ作品とその思いを今後も大切に守り伝えていく所存です」としている。

 ▼役所広司(「聯合艦隊司令長官 山本五十六」などに出演)誠実で信頼できる素晴らしい人でした。7月半ばに、今年の酷暑について手紙でやりとりしました。元気そうな手紙の内容で少し安心していました。映画愛に満ちた人で、おそらくまだまだ撮りたい作品がたくさんあったと思います。日本映画界はかけがえのない才能を失いました。とても残念で悲しいです。

 ▼永作博美(「八日目の蝉」に出演)監督にはもっと撮ってもらいたかった。もう一度だけ一緒に呑(の)みながら話したかったです。残念でなりません。

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