西山朋佳白玲 あわや王手飛車の見せ場を作る 第2局敗退で故郷から出直し

[ 2026年8月29日 22:30 ]

西山朋佳白玲
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 西山朋佳白玲(31)=女流4冠=に福間香奈女流4冠(34)が挑む第6期白玲戦7番勝負第2局は29日、鹿児島県指宿市の指宿白水館で指され、後手・福間が176手で勝利した。対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。

 戦型は西山の向かい飛車に進んだ。角頭歩戦法から角交換後、飛車を2筋から8筋へ振った。振り飛車党の福間だが、居飛車で対抗。最大、金銀4枚の堅陣に収まり、中盤は福間リードで進んだ。

 西山がその「剛腕」で見せ場を作る。120手目、天王山の西山竜へ福間が自陣から銀を当ててきた。西山は竜を逃げず、馬で桂を取りながら竜にひもをつけた。

 もし福間が銀で竜を取れば、西山はひも付いた馬で銀を捕獲しつつ王手飛車もかけられる。「出雲の稲妻」は真意を悟ったのだろう。残り16分から4分余りを割き、王を引いて王手飛車を回避した。終局後、「うっかりがあっておかしくしたかと思う」。福間が言ううっかりとはこの120手目のことと受け取れる。

 西山が防衛し、4連覇で5期目の獲得となれば女性初の棋士資格を手にする歴史的シリーズ。見せ場までは作っても、勝ちきれなかった。

 「最終盤でいい手を選べなかった。第3局まで少し空いてと言うことで、準備できたらと思う」。9月12日、奈良市で臨む第3局は師匠・伊藤博文七段の教室、もちろん大阪府大阪狭山市の故郷からも近い。7番勝負は実質5番勝負となり、故郷から出直しを図る。

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