【住之江ボート 16日開幕 SGグランプリ「金冠への道」】絶好調宣言・西山貴浩 地元の意地・上條暢嵩

[ 2025年12月8日 10:00 ]

西山貴浩
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 3年連続の開催となるボートレース住之江の「第40回グランプリ」は16~21日の6日間で覇を競う。大一番を前に、今年もGP戦士18人に特別連載「金冠への道」で意気込みを聞く。

▽西山貴浩(9位、2年連続4回目)

 陸の上ではお笑いタレントも顔負けの明るさで周りを笑わせてくれる。しかし、水面では人が変わったかのような圧巻パフォーマンスでスタンドを沸かす。まさにボートレース界のエンターテイナーだ。

 今年最大の大舞台は7月徳山で開催されたSGオーシャンカップ。西山は予選をオール3連対でトップ通過。準優も危なげなく押し切り、ファイナル1号艇。

 迎えた優勝戦。地元若松にも負けないほどの声援の中、インから宣言通りのトップスタートを決めて逃げ切り、初のSGタイトルを手中にした。

 「(中田)達也が最初に浮かびました」

 いろんな思いがあふれたが、22年11月、レース事故で世を去った後輩・中田達也さんのことを忘れなかった。

 ただ、オーシャンカップVで気が抜けたのか、その後は一度も優出がない。

 「そんなの全然気にしていないです。ボクは24時間、365日絶好調だと思っているのでね」。心配は無用だ。

 さあ、2年連続での出場となるグランプリに向けての心境やいかに。

 「また、あの緊張感の中で走れる喜びと、走らないといけないプレッシャーと、きつさと、全部味わえるのがいい。本当にあの雰囲気は最高ですね。住之江はグランプリを獲るために避けては通れないところ。水面的にも好きですし、あとはファンが熱いですね」

 激熱の走りで大一番を盛り上げる。

▽上條暢嵩(10位、2年連続3回目)

 安定したコーナーさばきと卓越された調整力。今や大阪支部の若きエースと言っていい。そんな上條は今年、全てのSGレースで皆勤賞。結果こそ出せなかったが、やはりこれは大きかった。

 「フライングをせずに、コンスタントに走ることができたのが良かった。あとはSGレースで勝ちたいですね」

 そして今年、何より大きかったのが、4月地元住之江で開催されたG1周年太閤賞。上條は特別な思いで優勝戦に臨んでいた。2コースからスッと伸びてイン桐生順平を慌てさせると、こん身の差し切り。歓喜の地元G1初優勝だった。

 「とにかく住之江で(G1を)勝ちたかったのでメチャクチャうれしいです」

 普段はあまり感情を表に出さない男が、この時ばかりは自然と涙がこみ上げてきた。

 9月にはびわこのG1周年をイン速攻で制し、2年連続グランプリ出場への足がかりとした。

 さあ3度目の晴れ舞台。今回は松井繁も石野貴之もいない。地元でただ一人の参戦となる。当然、相当な意気込みかと思いきや、意外とクールな対応だった。

 「住之江だからというアドバンテージは感じませんね。とにかく力を出し切りたいと思っています。みんなが目指している舞台で走れることができて光栄です。1年間の集大成なのでしっかり走ります」

 機はすでに熟している。黄金のヘルメットをかぶっても何ら不思議はない。

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