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元アルビ戦士の成岡氏による「翔’s eye」 上位対決となった仙台戦を分析 J1昇格への課題も

[ 2026年10月28日 05:00 ]

<新潟・仙台>前半、クロスを上げる新潟・関口
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 J2新潟OBで本紙評論家の成岡翔氏(42)による「翔’s eye」。今回は25日に行われたリーグ戦の第13節で、ホームで無傷の7連勝を決めた仙台戦について語った。過去11試合で負けがなかった首位のチームを相手に先制されるも一丸で逆転勝利を決め、順位は2位のままながら勝ち点差1に肉薄。悲願のJ1昇格へ向けさらに加速するため、今後の課題についても語った。

 ――首位の仙台との大一番で逆転勝利を決めた。
 「90分、トータルの内容も良かったですが、前半を見ていて思ったのは奪った後の1本目のパスが常に前に出ていたこと。結果としてもカウンターのような形となって2得点につながりました」

 ――前半のうちにシマブクのゴールで追い付けたことが大きかった。
 「最近はチーム全体で奪った時の前への意識が高く、相手の守りが整う前に決めることができている。シマブク選手の積極性も出たし、非常に流れが良くなるゴールだったと思います」

 ――後半の決勝点は今季途中加入の関口の移籍後初ゴール。
 「右サイドバックの関口選手はオーバーラップのタイミングも良く、攻撃に厚みを生んでいる。決勝点の場面も思い切り良く上がっていって、若月選手の折り返しをしっかり決め切りましたね」

 ――開幕早々に奥村仁、藤原奏哉のJ1クラブへの流出があったが、ここまでは補強が奏功している。
 「関口選手は能力が高い選手で、右サイドで同じ途中加入の大沢選手とのバランスもいい。これから周囲との連係はもっと良くなっていくでしょう」

 ――守備陣も終盤は仙台に押し込まれながら一丸でリードを死守した。
 「そうですね。5バックになったり、6枚で守る時もあった。特に印象に残ったのはセンターバックの早川選手。粘り強い守備はもちろん、全体を見渡すことができているし、声掛けも含めてしっかりと統率していると思います」

 ――13節を終え8勝2分け3敗で2位。ここまでを振り返って。
 「船越優蔵監督がやろうとしているサッカーが、今季はさらに浸透している。攻撃は特に前に速くという意識が強く、押し上げも含め意識が共有できています」

 ――各自が役割を果たしているが、特に印象に残っている選手は?
 「数字(チーム最多の6得点)にも表れていますが、やはり攻撃ではモラエス選手です。真ん中でボールを引き出す動きもいい。相手を混乱させてもいるし、マークを集中させることで周囲の選手も生きている。あとは若月選手の攻守でのランニング。本当にチームを助けています」

 ――守備陣では?
 「先ほども言った早川選手が最近は頑張っていますが、開幕当初から安定しているのはボランチの白井選手。目立たないけど貢献度は高い。“サッカーIQ”が高く、誰と(ボランチを)組んでもバランスが取れていると思います」

 ――ホームでは無傷の7連勝。サポーターの力は絶大。
 「本当に心強いですね。仙台戦も最後に押し込まれながら勝ち切れたのは、サポーターの声援のおかげでしょう。僕も現役時代に感じていたし、声援のおかげで踏ん張れた試合も多かったです」

 ――敵地での2試合の大敗が影響して2位ながら得失点はマイナス2。J1昇格へ課題は?
 「優勝するチームは失点が少ない。まだまだやるべきことはあると思います。敵地でも勝ち点3を目指す中、苦しい展開では粘って勝ち点1を取ることも大事。守備陣は特に高い意識でプレーしてほしいです」

 ▽仙台戦VTR 2万585人が訪れたホームで前半34分に先制されたが、同41分にカウンターで敵陣に持ち込んだシマブクが、そのまま左足で同点弾。後半10分には再びカウンターで左サイドをドリブルで駆け上がった若月が折り返し、オーバーラップした関口が押し込んで勝ち越した。終盤は押し込まれる展開が続いたが、一丸でリードを死守。無傷のホーム7連勝にスタジアムは歓喜に包まれた。

 ◇成岡 翔(なるおか・しょう)1984年(昭59)5月31日生まれ、静岡県島田市出身の42歳。藤枝東高では中心選手として活躍し、1学年上に長谷部誠、同学年には大井健太郎、岡田隆。03年に入団した磐田では背番号10も背負うなど、主にMFとして163試合に出場して22得点もマーク。計5クラブを渡り歩き、19年に地元の当時J3藤枝で現役を引退。J1通算303試合で35得点。U―17、U―20日本代表。1メートル75、70キロ。

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