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厳戒パリ大規模デモ 警官隊と衝突 暴動後初 警備7万人動員

[ 2026年10月25日 05:30 ]

警察の放水を避けようとベニヤ板の陰に身を隠すデモの参加者ら(ロイター)

パリで24日、物価高対策や教育環境の改善を求める労働組合主催の大規模なデモが実施された。17日のフランス各地のデモで暴動が発生してから初の大規模デモ。治安当局は装甲車両を配備し、対テロ警戒の軍部隊も投入し厳戒態勢を敷いた。動員される警察官らは全国で7万人。パリのデモ隊の一部が石や瓶を投げ警官隊と衝突。警官隊は催涙弾を投げ込み放水車を使った。

 パリ郊外では23日、一般市民を狙った銃撃事件が発生し1人が死亡、5人が負傷した。当局は人種差別的な動機に基づくテロとして捜査。移民系市民を狙った犯行との見方が出ている。

 パリ警視庁は暴動再発への警戒に加え、銃撃事件も考慮し、デモの行進ルートを変更。当初はフランス革命の象徴的な場所「バスチーユ広場」を出発点とする予定だったが、パリ南部での開催となった。

 デモ隊からは「若者は街頭に出るぞ」「俺たちはここにいる」とのシュプレヒコールも。高校生アレナさん(16)は「当局は抑圧的だ。デモの権利を訴える必要もある」と意気込んだ。

 フランス政府は労組主催以外のデモは認めておらず、南部リヨンなど各地で実施予定だったデモは禁止された。

 一連のデモのきっかけとなった高校生による教育環境の改善を求める抗議運動を巡り、マクロン大統領は23日、複数の高校生団体と会談した。9月の抗議運動開始後、マクロン氏が高校生らと会うのは初めて。高校生らは記者会見し「大統領は私たちの話に耳を傾けてくれたが、要求に対する具体的な回答はなかった」とし、抗議運動の継続を呼びかけた。

 高校生団体「ルヌーボー・リセアン」のコンバリー代表(18)は会見で、教員不足や校舎の老朽化、大学入学選抜制度の選考過程の不透明さが指摘されている問題を協議したと説明。「15億ユーロ(約2635億円)の学校施設改修計画を要求した」と語った。

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