【女子テニス】鶴の大坂なおみ 日本風の衣装で魅了 4年ぶり参戦の伝統大会で7年ぶりVへ好発進

[ 2026年10月28日 05:25 ]

女子テニス東レ・パンパシフィック・オープン第2日 ( 2026年10月27日    東京・有明テニスの森公園 )

<東レ・パンパシフィック・オープン第2日>鶴の衣裳で登場した大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
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 シングルス1回戦が行われ、第7シードで世界ランキング18位の大坂なおみ(29=フリー)が同35位のジャスミン・パオリーニ(30=イタリア)に6―3、7―6でストレート勝ちし、2回戦進出を決めた。入場時には鶴の刺しゅうが施された鮮やかな青色の着物風ガウンに身を包んでコートへ。日本では1年ぶりの大会で、ファッションとプレーで観客を魅了した。

 特別な思いを特別な衣装に詰め込んだ。24年以降、4大大会では奇抜な登場衣装で話題を集めてきた大坂が、1年ぶりの日本ながらツアーレベルの今大会のために、鶴の刺しゅうが施された青色の着物風ガウンを用意した。「スペシャルなものを用意したかった。母(環さん)が北海道出身なので鶴にした。鶴が持つ意味も好きなので」と、長寿や夫婦円満の象徴とされる渡り鳥とともに、颯爽(さっそう)とコートに現れた。

 プレーでも魅了した。パオリーニは元世界4位で対戦成績0勝1敗だった難敵。大坂自身、この日はファーストサーブ成功率が53%と苦しんだが、サーブやストロークでワイドに打ち分けて相手を翻弄(ほんろう)。最大の見せ場は5―6で迎えた第2セット第12ゲーム。3連続ポイントを許して相手セットポイントのピンチを迎えたが、5連続ポイントで死守し、その後のタイブレークも奪った。

 「その時は自分に“落ち着けばいい”と言い聞かせた」と大坂。以前ならミスで精神的に不安定になり、さらにミスを呼ぶ悪循環に陥っていたが、今は違う。試合中も凡ミスの後にあえて口角を上げて笑顔をつくるなど、気持ちを切り替えて次のプレーに集中。23年7月に長女シャイちゃんを出産した影響も大きく「心の落ち着きがあるからこそ、3度のセットポイントをしのげたと思う」と落ち着き払って語った。

 24年1月に復帰後、まだツアー優勝がない。4年ぶりの出場となった伝統のトーナメントで、鶴のように再び大きく羽ばたくためにも、初戦突破で満足するわけにはいかない。 

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