【レスリング】須崎優衣 復活V! パリ五輪失意の3位乗り越え5度目世界一「まだまだ強くなれる」

[ 2026年10月30日 03:00 ]

レスリング世界選手権第5日 ( 2026年10月28日    カザフスタン・アスタナ )

女子50キロ級で優勝し日の丸を掲げて喜ぶ須崎優衣
Photo By 共同

 女子50キロ級決勝で五輪2大会連続メダルの須崎優衣(27=キッツ)がニーラム(インド)にフォール勝ちし、23年大会以来の優勝を果たした。五輪を含め6度の世界大会優勝は日本女子歴代4位。57キロ級の永本聖奈(26=アイシン)は決勝で洪可新(中国)に敗れて2位だった。非五輪階級で65キロ級の池畑菜々(22=育英大)が敗者復活戦から進んだ3位決定戦を制した。

 「無敵の女王」と呼ばれた強さが復活した。須崎はパリ五輪3位の失意を乗り越え、5度目の世界一をつかんだ。観客席に向かって右手の5本の指を広げ「以前チャンピオンになった時と今回のうれしさはちょっと違う。過去の自分より強いと言える」と達成感に浸った。

 決勝は力強く足を前に運び、ニーラムの機先を制す。一瞬の隙を突いて左足首へ片足タックルを仕掛け、強烈に腕を返してフォール勝ち。スピードにパワー、正確性がかみ合い「ワンチャンスで仕留めるということを課題にやっている。いい勝ち方」と自賛した。

 パリの悔しさをかみしめ、防御を固めた相手攻略へ実戦練習のパターンを増やした。不安のあった体重調整も野菜中心の食生活で、栄養素も熟知して改善した。動きと表情にも活力があった今大会は全5試合で無失点勝利。「毎日細かいところまでやって、全てがはまってきている」と手応えをにじませた。

 中学時代にノートに何度も書いた「執念」は27歳になっても進化の原動力だ。12月からロサンゼルス五輪の代表選考が始まる。「これからまだまだ強くなっていける。しっかり準備していきたい」。輝く目には、金メダル奪還のイメージが映っている。

 ◇須崎 優衣(すさき・ゆい)1999年(平11)6月30日生まれ、千葉県出身の27歳。東京・安部学院高、早大出。女子50キロ級で21年東京五輪金メダル、24年パリ五輪銅メダル。26年アジア大会優勝。世界選手権は17年に48キロ級、18、22、23年に50キロ級制覇。

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年10月30日のニュース

広告なしで読む
タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->