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【「91周年への宿題」】中日、開幕戦皮切りにシーズン40度の逆転負け…救援投手だけで29敗…来季逆襲に必要な中継ぎ陣の強化

2026年10月5日 22時15分

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3月27日、広島戦の9回裏、井上監督(中央左)に交代を告げられるアブレウ(同右)


 期待されたドラゴンズの球団創設90周年イヤーは60勝81敗2分けで終わった。どうしてこれほど負けが込んだのか。横たわる課題を3つに分けて連載「91周年への宿題」として届ける。第1回は開幕戦を皮切りに続出した逆転負け。シーズンでは40度を数え、2リーグ制以降の球団ワースト記録を更新した。勝ちパターンはなかなか定まらず、勝負の夏場でブルペンは厳しい人繰りを強いられた。
 今季を象徴するような試合でシーズンは始まった。さかのぼること半年前のマツダスタジアムでの開幕戦。4点リードの9回に井上監督がマウンドに送り出したのはアブレウだった。
 「あそこは勝ちパターンでいくという形で臨んだ。『セーブが付かないからアブレウじゃない』ではなく、勝ちにいった」。指揮官がそう期待した”代役守護神”は、後に判明する腰の骨折の影響もあってか1死しか取れず、4失点で同点に追い付かれた。続く延長10回にサヨナラ負けを喫し、井上竜2年目の船出は出ばなをくじかれる形で始まった。
 故障で出遅れた松山が4月7日に1軍昇格して以降も悪い流れを引きずった。5月末までに喫した32敗のうち17度が一度手にしたリードを手放しての敗戦。今季40度を数える逆転負けは、2017年シーズンの39度を超えて球団ワーストの不名誉な記録だった。先発投手が登板中に先制点を守り切れなかった試合も少なくはないが、救援投手に付いた黒星は12球団ワーストの29個。その数字が物語るように、シーズンを通して勝ちパターンを確立できなかったのが誤算の一つだった。
 昨季まで勝ちパターンを担っていた清水も腰痛で出遅れてシーズン途中に先発転向。中継ぎとして期待されたアブレウ、メヒアは2人で計6ホールドにとどまった。6月半ばには故障から復帰した橋本、今季台頭した2年目・吉田が勝ちパターンに定着。ただ橋本は8、9月の防御率が8・59と数値が悪化し、開幕から本調子ではなかった藤嶋は9月2日に出場選手登録を抹消された。
 3位まで1・5ゲーム差に迫っていた8月27日の阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)からは痛恨の4連敗。うち3敗が終盤での逆転負け。勝負どころの夏場を見越し、前もって実績ある投手に2軍調整期間を与える「リフレッシュ抹消」も一つの手ではあった。藤嶋が「僕はずっと1軍に居続けたいと思っていました。2軍調整期間を設けるというのも一つの方法ですが…」と言葉を濁せば、橋本は「僕がうまくパフォーマンスを発揮できなかったのが問題」と責任を背負い込んだ。シーズン終盤には井上監督から「橋本と吉田の2人にこだわっているように見えるかもしれないけど、今までが選択肢が少なすぎた」との嘆き節が漏れた。ブルペンの実情は”火の車”だった。

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