自民党奈良県連が来春の統一地方選で実施が見込まれる知事選で、独自候補を擁立する方針を固めたことが分かった。自民関係者が19日までに明らかにした。現職は日本維新の会奈良県総支部代表の山下真知事。山下氏が再選を目指して出馬する場合、高市早苗首相の地元で、自民と維新による与党内対決となる可能性がある。
自民関係者によると、7月の県連総務会で、各市町村支部が擁立の是非を巡り見解を報告して議論。与党内対決を懸念する意見もあったが、「地域の声を聞いてくれる人に知事になってほしい」との要望があり、最終的に全会一致で擁立方針が固まった。県選出の国会議員で候補者の選定を進めている。
2023年の前回選では現職だった荒井正吾氏、元総務官僚平木省氏らが立候補。当時県連会長の高市氏の主導で、平木氏への自民県連推薦が決まった。ただ一部のベテラン県議らは荒井氏を支持。保守分裂選挙となり、山下氏が勝利した。
山下氏はまだ再選出馬の意向を明らかにしていない。維新の吉村洋文代表は今年7月中旬、自民と党本部間で調整する可能性を問われ「否定はしない。連携した方がいいので、できる努力はしたい」と記者団に話した。