一回に2点本塁打を放って吠えるJFE西日本・古田=東京ドーム(撮影・礒谷優真) 第97回都市対抗野球大会(3日、JFE西日本4―2東海理化、東京ドーム)2回戦が行われ、JFE西日本(福山市・倉敷市)が東海理化(豊川市)に競り勝ち、7年ぶりの8強進出を決めた。「4番・三塁」の古田塁内野手(31)が2打席連続本塁打を放った。
1点を先制された直後の一回裏2死二塁、外角直球を豪快に左中間スタンドに運んだ。同点に追いつかれた後の四回先頭でも、「(前打席と)同じイメージで、センター中心に入っていこうという感じ」と似た軌道を描いて左中間へ。着弾点がほとんど同じという〝再現弾〟で勝ち越し、これが決勝打となった。
5打数無安打に終わったトヨタ自動車(豊田市)との1回戦では「足を引っ張った」と悔やんだだけに、この日の2発には格別の思いがあった。
「若い選手みんな頑張っているのを見てきているので、本当に申し訳ないという気持ちが強かった。チームが勝つことが一番だったので、それに貢献できてよかった」
2019年の準々決勝進出時は「周りの先輩方が本当にエイトまで連れて行ってもらったような感じ」と振り返る。今大会はチーム最年長(日本製鉄山口からの補強選手の橋本を除いて)として臨み、「状況を見ていろんな仕事ができるのが自分の良さ」と表現する31歳。「4番にいておこがましいですけど、本当に打順の巡りだけ。試合の展開の中で何が必要なのかを考えて、次の試合もやっていきたい」とチーム最高成績を更新する4強入りへ力を込めた。