4日の本拠地最終戦セレモニーでファンに挨拶するヤクルト・池山隆寛監督 ヤクルトは1試合を残して借金20。5位以下が確定している。来季の上位浮上へ、重要なのは秋の過ごし方だろう。
野手はとにかく、たくさんバットを振ってほしい。ただ振ればいいわけではない。素振りもティー打撃もフリー打撃も、自分の力が「10」あるとしたら「10」の力でスイングしないといけない。練習では下半身をしっかり使って100%の力を出し、試合では少し肩の力を抜く。そうすることで、自分の思うようにバットをコントロールできるようになるからだ。
ヤクルトの若手選手は、1球目から振りにいってフライを上げてアウトになるケースが多くある。初球に狙い球が来たから打ちにいくのは悪くないが、打ち損じはもったいない。一発で仕留められるようになるためにも、常に自分のスイングができるように準備しないといけない。バットを振るのは苦しい。だが、全力で継続することで、体力、精神力も合わせて鍛え直してほしい。
投手は今季の本拠地最終戦となった10月3日の広島戦(神宮)に吉村、西舘、高橋の先発3人が登板した。来季への期待も込めた起用だったと感じる。今季4勝12敗の吉村、同5勝7敗の高橋は29歳の代。年齢的に秋季キャンプのメンバーに入らない可能性もあるが、私は行くべきだと思う。
この成績では駄目。いい球を持っているのだから、もう一度しっかり投げ込み、四隅に投げられるコントロールを磨き直してほしい。そうすることで、いい形で春を迎えられると思っている。(サンケイスポーツ専属評論家)