【高校野球】東海大菅生 3年ぶり4強 上原が元中日・山本昌流スクリューで7回零封「理想通りだった」

[ 2025年7月25日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権 西東京大会準々決勝   東海大菅生4―0佼成学園 ( 2025年7月24日    神宮 )

<東海大菅生・佼成学園>7回無失点の好投で勝利に貢献した東海大菅生・上原(撮影・大城 有生希)
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 鋭い変化でボールが沈む。打球のほとんどがゴロになった。東海大菅生のエース・上原慎之輔(3年)の左腕から繰り出される「伝家の宝刀」が、3年ぶりベスト4の確かな道しるべとなった。

 「神宮のマウンドは初めてだけど、投げやすかった。リズムよく投げられて理想通りだった」。理想の投球を支えたのがスクリューボールだ。7回を1安打2四球無失点で完封継投に貢献。21アウトのうち14個がゴロアウトだった。2回2死からは打者10人連続で内野ゴロ。遊ゴロが7、三ゴロが2、投ゴロが1とバットの芯を外し、引っかけさせた。

 「“34”っていうボールなんですよ。山本さんのスクリューなんです。今日は完璧でしたね」。中日時代に1年上の山本昌氏とプレーした若林弘泰監督はそう言った。50歳まで投げ続け、通算219勝のレジェンド左腕の代名詞スクリューボール。「34」は山本昌氏の背番号で、上原は小4時から習得に励んだ。

 現役時代の山本昌氏を支えたトレーニング施設「ワールドウィング」を訪れたのがきっかけで、映像を見て投げ方を学んだ。直接指導こそないが、高1の時には山本昌氏の兄・秀明氏が率いる日大藤沢(神奈川)との練習試合に登板。偶然来ていた山本昌氏に「もっと右の肩甲骨を打者に見せろ。体が開かなくなる」と間接的に助言を受けた。その「金言」を忘れず、日大桜丘との4回戦では体が開いてたが、この日は修正。最大の武器がより威力を発揮した。

 4年ぶり夏の甲子園まであと2勝。「ここまで来たら、甲子園へ行って日本一を獲りたい」。上原は夢の舞台を見据えた。 (秋村 誠人)

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