同点ソロで“リチャード節”さく裂「打てそうに見えたんで振ったっす」「僕がヒット打っても各駅停車」

[ 2025年8月5日 23:00 ]

セ・リーグ   巨人5―2ヤクルト ( 2025年8月5日    東京D )

<巨・ヤ(14)>7回、ソロを放ったリチャード(撮影・尾崎 有希)
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 巨人のリチャード内野手(26)が5日のヤクルト戦(東京D)でまたも起死回生の4号同点ソロ。キャベッジの13号決勝3ランを演出した。

 「7番・一塁」に入って先発出場。1―2で迎えた7回だった。2死走者なしという場面で入った第3打席だ。

 巨人打線がここまで11三振を喫していた相手先発右腕・ランバートが1ボール2ストライクから投じた4球目、外角低め153キロ直球を右翼スタンドへ叩き込むと、ド派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。

 5月にトレードでソフトバンクから加入したリチャードは7月21日の阪神戦(東京D)では7回に相手2番手右腕・ネルソンから同点の3号3ラン。この試合で6回まで0―5と大量リードを許していた巨人は9回に吉川の適時打でサヨナラ勝ちを収めている。

 リチャードはこの日の試合前時点で32試合に出場して83打席に入り、打率.143(77打数11安打)、3本塁打、9打点、35三振という打撃成績。

 7月21日の阪神戦(東京D)から8月3日のDeNA戦(東京D)まで9試合連続で三塁スタメンとして使い続け、坂本が12試合ぶりスタメン復帰で三塁に入ったこの日は「7番・一塁」でリチャードを10試合連続スタメンに起用していた阿部慎之助監督(46)は「いやぁ~あれがあるんでね。あの数字ですけど、使いたくなっちゃうんですよね」とご満悦だったが、リチャード本人は「僕は打てると思って、打てそうに見えたんで振ったっす」と難しいボールを本塁打したことについてもあっけらかんと振り返った。

 相手主砲の村上とは同学年。沖縄県出身のリチャードに対して村上は熊本県出身でだが「九州で、大会じゃないですけど、高校の時、僕らの3枚目のピッチャーが場外と。ファースト守ってて、こう頭の上を通り過ぎていくだけが見えないぐらい速くてこんなやつもいるんだなみたいな。金属だったんすけど、清宮の次ぐらいにやべえやついる。清宮よりやべえんじゃねえかって思ってたっすけど、どっしりしてたしっていう刺激はずっとあったすね」と思い出も語った。

 この日の一発は2球で2ストライクと追い込まれた。変化球も頭にはあったというが、「なんか腹決めてました、ちょっと。ランナーいなかったし。僕がヒット打っても各駅停車なんで。出るのは大事かもしれないけど、次が(門脇)誠でって考えると長打が欲しいんで。一応、一応強いスイングっていうのは心がけて、はい。バットを短く持ってもいなかったし、長打を打てたらいいなと思ってました」と振り返る。

 試合前の練習では阿部監督が右中間方向の打球について「それを試合でやれよ」とコメント。「はい、僕も思ってました。試合で打てよって。そんなもんです。毎日練習から打って、試合で打てんかなみたいな。はい、そんな感じですよ」というリチャード。まさにその通りに打てた一発に「いいと思います。良かったと思います」と喜んだ。

 なかなか結果が出なくても使い続けてくれた阿部監督に「感謝っすね。他に今日だって(増田)陸がいたり。そのなかでも使ってもらってるんで、なんとか結果で応えていって、切磋琢磨というか、年下ではあるんですけど、凄い刺激もらってるんで。はい、そんな感じです」とし、ベンチで踊っていたことについては「そうっすね。後ろからリッチリッチって言われてたんで、ちょっとチャレンジしてます」とすっかりチームにも溶け込んでいる様子だ。

 真夏の9連戦初戦で劇的な白星。「9連戦長いんでちょっと怯えてるんすけど、疲れが来ないか。がむしゃらにやるだけだと思います」と最後まで陽気な“リチャード節”で笑わせた。

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