広島・中村奨成が自己最多4安打を実現できた訳 「スコアラーさんとも話をして」狙う球種を明確に

[ 2025年8月18日 05:45 ]

セ・リーグ   広島2―7ヤクルト ( 2025年8月17日    マツダ )

<広・ヤ>5回、中村奨は二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子) 
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 広島は17日、ヤクルトに2―7で敗れ、3カードぶりの負け越しで3位・DeNAとのゲーム差は「4」に広がった。敗戦の中、中村奨成外野手(26)が自身初の4安打をマークして奮起。自身最長に並ぶ出場7試合連続安打と好調を維持し、スタメン完走に向けてアピールを続ける。

) 中村奨が4安打の固め打ちで過去の自分を超えた。斬り込み隊長として起点をつくり、役割を遂行した。

 「1日1本打つのに必死。その中で、今日はたまたま4打席続いてくれた。毎日取り組んでいることのご褒美じゃないですけど、そんな感覚でいる」

 初回の打席で勢いづけた。奥川の初球145キロを中前打。三進した後、末包の二ゴロ併殺で先制のホームを踏んだ。前回7月2日の対戦でも奥川から逆転2ランを放っていたが、改めて狙う球種を明確にした中で結果につなげた。

 「奥川君は真っすぐもいいですし、曲がり球もいい球を持っている。その中でどっちつかずにならないようにと。(初回は)初球ストライクが欲しいところで取りにくるかなというところで、スコアラーさんとも話をしていた」

 1点を勝ち越された直後の3回先頭ではカウント1―2から外角144キロを逆らわずに右前へ運んだ。さらに5回先頭でもカウント2―2から内角低めフォークを左翼線二塁打。小園の右前打で生還を果たした。そして7回1死では119キロのカーブを今度は引っ張って左前へ。この日は4番・末包、5番・坂倉が再三、好機で凡退して中軸が機能しなかったが、2得点はいずれも自らが起点となった。

 「1番で出してもらっているので、何とかチームに勢いを持ってこられるようにというのがある」

 今季先発出場した45試合のうち、1番での起用が39試合。心構えとして「三振しないように意識してやっている」といい、球種の割り切りや状況に応じた打撃の心がけが、数字にもしっかり反映されている。自己最長タイの出場7試合連続安打と好調を維持するが、慢心はない。

 「7試合(安打が)続いているが、悪い内容とか、安打にならない打席もある。そこら辺がまだまだだなと感じてはいるが、1試合1本は打てるようにはなってきているので、続けていきたい」

 1、2軍を行ったり来たりした昨季の姿はもうない。1軍で出場を重ねながら、反省と収穫を日々、ブラッシュアップして成長につなげていく。 (長谷川 凡記)

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