ヤクルト・石川が引退会見 「小さな大投手になれたか分からないけど、その気持ちでマウンドに上がれた」

[ 2026年9月2日 15:14 ]

<ヤクルト・石川 引退会見>引退会見を行う石川  (撮影・村上 大輔) 
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 ヤクルト・石川雅規投手(46)が2日、都内の球団事務所で会見を開き、今季限りでの引退を表明した。

 24年連続勝利のプロ野球記録。通算188勝を挙げて、「小さな大投手」と称された。

 「200勝は大きな目標だった。その目標があったから188勝できた。188という数字には誇りを誇っている」と心境を明かし、「負け数も多かった。それだけ任せてもらえた。194敗も自分らしい。大好きな野球ができるありがたみを持っている」と振り返った。

 「すベてが楽しいわけではなかったが、家族やファンの声援など困ったときにはみんなが手を差し伸べてくれた。誰か1人欠けても、いまの自分はいない」と感謝。「プロ1年目のキャンプで古田さんに“けがをするな”“みんなから愛される選手になりなさい”と言ってもらった。その言葉が忘れられない」と1年目の思い出も挙げた。

 2軍で過ごす日々が多かった近年については「若い選手はうまくなりたい、1軍の舞台に立ちたいと思ってやっている。必死に若手と競争した。若手が活躍するとうれしい反面、悔しいと思っていた。その思いがなかったらダメだと思っていた」と振り返り、チームに残したレガシーについては「自分を知って、スワローズにどこのピースなら頑張れるか、いろんなものにアンテナを張って挑戦していくというのは、いろんな先輩に教わった。それは受け継げたかなと思う」と胸を張った。

 1㍍67、73㌔という決して大きくない体で25年間のプロ生活を奮闘。入団時に掲げた「小さな大投手」の目標を成し遂げ、 「若松監督の時に入団し、ヤクルトといえば若松監督、小さな大打者だった。だから“小さな大投手”という目標を言った。なれたかどうかはわからないけど、その気持ちでマウンドには上がれた」とかみしめた。野球をやる子供たちには「野球は無差別級。体の大きさや足の速さなどがあるけど、自分で限界をつくらないこと。諦めたら終わり。大好きな野球を一生懸命やっていると必ずいいことがある」とメッセージを送った。

 ◇石川 雅規(いしかわ・まさのり)1980年(昭55)1月22日生まれ、秋田県出身の46歳。秋田商では3年夏に甲子園に出場し、2回戦で敗退。青学大時代に00年シドニー五輪出場。01年に自由獲得枠でヤクルトに入団し、02年に12勝を挙げて新人王に輝いた。08年には最優秀防御率を獲得した。開幕投手9度は球団歴代2位タイで、開幕戦5勝は球団最多。昨季は新人から24年連続勝利のプロ野球新記録を樹立した。1㍍67、73㌔。左投げ左打ち。

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