【社会人野球】パナソニックが休部前ラスト全国切符!柿本は7球団に最後のアピール、春不調から急上昇

[ 2026年10月1日 05:00 ]

第51回社会人野球日本選手権近畿地区最終予選・代表決定戦   パナソニック4―3日本新薬 ( 2026年9月30日    わかさスタジアム京都 )

<日本新薬・パナソニック>好投したパナソニック・柿本 (撮影・平嶋 理子)                 
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 近畿地区最終予選は30日に代表決定戦が行われ、今大会限りで休部するパナソニックが3年ぶり44度目の本大会出場を決めた。今秋ドラフト候補に挙がる最速151キロ右腕の柿本晟弥が5回2/3、1失点の好投で貢献した。

 昨年12月にパナソニックの休部が決まった時、エースの柿本だけは周囲と異なる心境を抱いていた。「プロに行くなら、どちらにせよ最後の年になる」。休部とドラフト解禁年が重なり、逃げ道のない一年を過ごしてきた。迎えた休部前最後の全国切符を賭けた一戦。それは、会社の命運とドラフト指名へのラストアピールの両方を背負った戦いだった。

 初回先頭から2者連続二塁打で先制点を献上した。「球が走らない…」。そう戸惑いつつも、調子に左右されない安定感には自信がある。「割り切って球質で勝負しよう」と立て直し、最少失点で先発の役割を果たした。

 今夏の都市対抗予選は2戦2敗で敗退したため、休部前最後の二大大会出場は今大会に懸かっていた。「(都市対抗予選は)投球フォームが終わっていた」。春先の不振の原因を「手投げになっていた」と分析し、ジムに通って身体の動かし方から見直した。そして下半身と連動した理想の形を取り戻し、今大会2試合13回2/3、2失点(防御率1・32)の本領発揮につなげた。

 球場にはソフトバンクの永井智浩スカウト部長が訪れるなどNPB7球団のスカウトが視察。本大会はドラフト会議後に開幕するため、指名へのアピールも一区切りとなった。「(ドラフトのことは)全く考えなかった。(本戦出場が)めっちゃうれしい」と喜びに浸った。(河合 洋介)

 ◇柿本 晟弥(かきもと・せいや)2002年(平14)5月9日生まれ、兵庫県出身の24歳。小2から赤穂スポーツ少年団で野球を始め、赤穂中では龍野ボーイズに所属。東洋大姫路(兵庫)では2年秋から背番号1。東洋大で3年春にリーグ戦初登板、パナソニックでは1年目の昨夏に都市対抗初登板を果たす。50メートル走6秒5、遠投110メートル。1メートル83、80キロ。右投げ右打ち。

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