球界に衝撃 オリックス・野上士耀さん急死 昨秋ドラフト7位で入団したばかりの19歳高卒捕手、選手寮で

[ 2026年10月1日 05:05 ]

23日、ファーム・リーグの試合に出場した野上さん
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 オリックスは30日、野上士耀(のがみ・しきら)捕手(19)が、大阪・舞洲の選手寮「青濤館」の自室で急逝したと発表した。死因は非公表。球団によると、事件性はないという。昨秋のドラフト7位で入団した高卒ルーキーの突然の訃報に、球界が衝撃に包まれた。

 あまりにも突然すぎる訃報だった。この日は阪神との2軍練習試合が予定されていたが、野上さんは午前7時45分の集合時間になっても姿を現さず。球団職員が部屋を訪れるも反応がなく、部屋も施錠されていたことからマスターキーを使用し、倒れていた野上さんを発見した。同7時53分に此花消防署へ救急車を要請。救急隊員が駆けつけ、同8時に死亡が確認された。

 青濤館にはパトカーが数台駆けつけ、捜査の結果、事件性はなしと判断。阪神との練習試合は急きょ中止となった。午後7時半から京セラドームで会見した小浜裕一球団本部長は、死因について「ご家族の意向もあり、非公表とさせていただきたい」と説明。「いまだに事実を受け入れられない状況。深い悲しみと大きなショックを受けている。ご家族のお気持ちを考えますと…」と涙を流した。

 野上さんは明秀学園日立(茨城)から昨秋のドラフト7位で入団。支配下で5人が指名された高卒新人の中で、ムードメーカーのような存在だった。今季のファーム・リーグ最終戦だった9月27日広島戦にも「9番・DH」で先発出場するなど、通算32試合出場で打率・187、0本塁打、4打点。前日29日は2軍の全体練習に参加し、ブルペン投球を受けるなど通常通りのメニューを消化していた。個別練習後には自主的に打撃練習を行うなど意欲的な姿勢を見せ、特に変わった様子は見せていなかった。悩みやトラブルに関する球団への相談も、現時点では確認されていないという。

 岸田監督をはじめ、球団関係者や選手らには発表前に、メールなどで事情が伝えられた。突然の事態を受け、大きなショックを受けている選手もいる。強肩強打の捕手として、将来を嘱望された若き才能の、早すぎる死。シーズン最終盤を前に、オリックスが深い悲しみに包まれた。

 野上 士耀(のがみ・しきら)2007年(平19)5月23日生まれ、愛知県出身。小学6年時に中日ジュニアとしてNPBジュニアトーナメント出場。明秀学園日立(茨城)では3年夏に「4番・捕手」で甲子園出場し1回戦敗退。25年ドラフト7位でオリックス入団。1軍出場なし、ファーム・リーグ通算32試合で打率.187、0本塁打、4打点。1メートル70、80キロ。右投げ右打ち。

≪1日から3日間自主練習に変更≫
 野上さんの急死を受け、2軍は1日から3日間は自主練習の形に変更される。1軍は当初の予定通り、1日は京セラドームで全体練習を行い、シーズン最終戦となっている3日楽天戦(楽天モバイル)も、通常通り開催予定だ。また、青濤館で生活している他の若手選手については、しばらく大阪市内のホテルに宿泊させるなど、球団はケアにあたっている。

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