阪神・森下翔太 有言実行の初タイトル「体はボロボロ」でも最高出塁率 「輝さんのおかげもある」

[ 2026年10月9日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神0―4ヤクルト ( 2026年10月8日    甲子園 )

4回、福島と交代する森下(右)
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 阪神・森下が出塁率・394で最高出塁率に輝いた。打率、本塁打、打点の打撃主要タイトルは先輩の佐藤輝に譲ったが、プロ入り4年目で自身初タイトルを手にし、「(最高出塁率のタイトル獲得の)イメージはしていなかったですけど、タイトルを獲ったことがないのでうれしい。(後ろを打つ)輝さんのおかげもあるので良かったです」と喜んだ。

 初回2死無走者で迎えた1打席目は右飛。1点劣勢の4回1死無走者の場面で四球を選び、直後に代走を送られてベンチへ下がった。佐藤輝とは1分1厘の差だった。「3年目までは自分の中では土台づくりと位置づけていた。4年目からはタイトルを獲りたい」。シーズン前からそう言い続けてきた中で、有言実行のタイトル獲得だった。

 6月6日の楽天戦。空振り三振の直後に球審に暴言を吐き、プロで初めて退場処分を受けた。注目度の高い球団だけに批判の声が届いても、「感情をコントロールはしますけど、抑えようとはしていない」と愚直なまでにチームの勝利のために打ち続けた。

 「後輩に見せるために野球をやっているわけではない。自分の姿を見てどう思うかというのは後輩次第。自分を見て反面教師になってくれれば」

 ルーキー立石が1軍で結果が伴わず落ち込んでいると感じれば積極的に食事に誘い、打撃に悩んでいた前川には自身の練習そっちのけで身ぶり手ぶりで指導する姿があった。「自分の中で別に特別な事をしていると思っていない」。本人に自覚はなくてもシーズン中に救われた後輩は多かった。

 主に3番打者として打率・292(521打数152安打)、35本塁打はキャリアハイを更新し、2年連続の全試合出場も達成。両リーグ最多20個の死球を受け「体はボロボロ」と苦笑いを浮かべても、苦しみの向こうに勲章が待っていた。 (石崎 祥平)

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