広島・杉田健が先発5回無失点 来季先発ローテ入り目指して秋のアピール開始

[ 2026年10月9日 21:15 ]

みやざきフェニックス・リーグ   広島0-2DeNA ( 2026年10月9日    天福 )

リラックスした表情で練習をする広島・杉田(撮影・渕上 幹也)
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 広島・杉田健投手(25)が9日、みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦に先発し、5回4安打無失点と好投した。育成3年目で開幕を迎えた今季は、7月に初の支配下登録。救援として1軍デビューを果たし、5試合に登板して場数を踏んだ。今秋のテーマは「投球改革」。先発登板を重ねつつ“先発仕様”の直球の質を追い求め、来季の1軍ローテーション入りを狙う。

 杉田は、地に足を着けて腕を振った。7月22日のファーム・リーグハヤテ戦以来79日ぶりの先発マウンドでも、不安はない。落ち着いたマウンドさばきを披露した。

 「コントロール良く投げ切れて、狙ったところで三振がしっかり取れた」

 3回までは毎回、安打の走者を背負いながらも要所を締めた。0―0の4回には1軍での実績もある梶原からカットボールで三振を奪った。5回は東妻をカットボール、小針をフォークで、ともに三振に仕留めた。各回15球以下とテンポのいい投球でアウトを重ね、61球と理想的な球数で5回を投げ終えた。 

 「久々だったので、ある程度(イニングは5回前後と)決まっていた。これから徐々に伸びていく感じだと思う」

 3年目の今季は7月21日に初の支配下登録を勝ち取り、9月11日DeNA戦で待望の1軍デビュー。強打者がそろう1軍でも、最速152キロの直球を軸に、力でねじ伏せる強気な投球スタイルで計5回2/3を1失点と自身のボールが通用する手応えをえた。「ゾーンに強い球を投げ込めば戦えることが分かったので自信になった」。その経験を踏まえ、来季に向けた新たな目標は「先発」。1軍の先発ローテーションに割って入るべく、今秋のテーマには「投球改革」を掲げる。

 「中継ぎの投げ方ではもたない。(長いイニングを投げるためには)真っすぐの質を変える取り組みをしている。力感を落として、切れのある球を習得している」

 先発が常に全力投球では、すぐに息が切れてしまう。だが力を抜いて球威を落とせば、簡単に打たれてしまう。そこで、追い求めるのが「球質」だ。「(今日は)何球か差し込めたファウルを取れたので、今取り組んでいることが、何球か出たなというのは感じて少しだけいい兆しが見えたかなと思います」。好感触をつかみ、秋の戦いを好発進した。

 「次は球数も伸ばす予定。思い切りの良さを生かして、どんどん投げ込んでほしい」と高2軍監督。チームとしても、先発としての適性を見極める構えだ。

 今季、チーム防御率3・39はリーグ5位。来季の巻き返しには投手力強化が不可欠で、背番号50にも間違いなくチャンスは訪れる。
(渕上 幹也)

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