【阪神ドラフト企画】NEXT近本光司は… 社会人出身、俊足強打の左打ち外野手で不動の1番打者

[ 2026年10月20日 05:15 ]

俊足が武器の日本生命・中津(撮影・河合 洋介)
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 運命のドラフト会議が22日に迫っている。生え抜き選手を原動力にリーグ連覇を達成した阪神は、今年も次世代を見据えた指名で、黄金期継続への布石を打ちたいところだ。そこで現レギュラーの後継者になり得る「虎の恋人」を、スポニチのアマチュア野球担当が“勝手ながら”リストアップ。さすがに球団日本人選手初の3冠王を獲得した佐藤輝の後継者こそ見当たらないものの、「ネクスト才木」といえる高校生投手や「ネクスト近本」を期待したい即戦力野手まで“面談”に向かった。(取材・構成=河合 洋介)

 今季序盤に訪れた近本の離脱から阪神の補強点が浮き彫りになった。骨折した近本を欠いた4月下旬から約2カ月、チームは勢いに乗り切れなかった。正左翼手不在の現状を見ても、外野の層を厚くしたいところだ。その中で即戦力として期待できる「ネクスト近本」が社会人にいる。日本生命の中津大和だ。

 俊足強打の左打者、不動の1番、社会人出身など近本と重なる大卒2年目。50メートル走5秒9の俊足に加え、「攻める1番打者」と自己評価する打力にも定評がある。昨秋の日本選手権、今夏の都市対抗と2大大会で本塁打を放つなど長打を期待できる点も近本とかぶる。

 全国舞台で見せた勝負強さの裏に法大時代の挫折がある。開幕先発をつかんだ2年秋に16打席連続無安打を経験。神宮球場の電光掲示板を見ると1割台の打率が嫌でも目に入った。ベンチ外も味わい、「試合が来るのが怖い」と初めて思った。

 その苦い経験も成長に変える反発力がある。「結果が残るまで練習すればいいやと思う性格なので」と努力で先発を奪い返した。大学4年時の指名漏れも「プロに行けるまで練習すればいいだけ」と切り替えた。そして入社直後から名門の1番打者を任された。

 「経験値が自信に変わり、自分を成長させてくれた。社会人野球を経験できて良かったと思えます」。今秋ドラフトは外野手が豊富。その中で、社会人まで一歩ずつ着実に段階を踏んできた努力の跡も一つの個性になる。

 ◇中津 大和(なかつ・やまと)2002年(平14)10月2日生まれ、石川県小松市出身の24歳。小1から具志タイガースで野球を始める。中学では那覇ボーイズに所属したのち、中2から小松ボーイズに入団。小松大谷(石川)では1年夏に背番号14でベンチ入りし、2年春から背番号6。法大では2年春にリーグ戦初出場し、日本生命では昨秋の日本選手権で敢闘賞。50メートル走5秒9。1メートル80、77キロ。右投げ左打ち。

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