広島・勝田成 ドラ1・山里宝に遊撃譲らん「負けないように自分を持って頑張りたい」

[ 2026年10月26日 05:05 ]

走攻守で飛躍を目指す広島・勝田
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 ルーキーに定位置は譲らない。来季2年目を迎える広島・勝田成内野手(23)が25日、レギュラー死守を誓った。22日のドラフト会議で、チームは山里宝内野手(22=亜大)を1位指名。同じ遊撃を主戦場とするライバルの出現に、勝田は「打率・270、10盗塁以上」の目標を掲げ、ポジション争いを制する覚悟だ。

  一つ一つの動きを確認するように、走塁、スローイングを繰り返す。室内練習場でのトレーニング。シーズン終了後、高熱でダウンした勝田の動きは、まだ本調子ではない。別メニュー調整の中でも、激化する来季の定位置争いへ、背番号0は秋のテーマを定めていた。

 「やっぱり今季は打撃の面で苦しんだので、スイングスピードを上げるとか、フィジカル面を強くして、下半身でバットが振れるようにしたい」

 ルーキーイヤーを振り返る顔に、達成感や満足感などない。開幕を1軍で迎え、夏場までは先発、代走、守備固めで起用。8月中旬に遊撃の定位置を奪取し、1年間フルで1軍完走した。打率・203、0本塁打、10打点、5盗塁。結果がすべてのプロの世界で、残した数字が物足りないことは、勝田自身が一番よく分かっている。

 「走塁面も全然、足を使うことができなかった。スプリントを向上させて、塁に出たら盗塁してチャンスを拡大できるようになりたい。守備も、そこをメインとして使ってもらっているので、ミスしないようにしたい」

 走攻守で飛躍を誓う2年目。最高の発奮材料が目の前に現れた。大学球界屈指の遊撃手として評価される山里がドラフト1位指名。対戦経験も、面識もない中で、「負けん気が強いなって印象があります」と評し、「その負けん気に負けないように、自分は自分を持って頑張りたい」と視線を上げた。

 もちろん、プロ、しかも1軍でフルシーズンを戦い抜いた経験は、確かな自信となって勝田の中に残る。「移動試合とか大変でしたけど、流れもつかめたので今は大丈夫です」。ドラフトでは、近大の1学年後輩にあたる宮原も中日から1位指名された。「(対戦が)楽しみですし、ドラゴンズもいい投手がいっぱいいるので、負けないように頑張ってほしい」。先輩としてエールを送り、自身は来季の目標を力強く掲げた。

 「打率は2割7分くらいはコンスタントに打てるようになりたいし、盗塁も10個以上は決めたい」

 高らかに鳴った遊撃争いのゴング。新人を迎え撃つ勝田に、慢心などない。 (堀田 和昭)

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