杉谷拳士氏が電撃現役復帰 「バナナボール」とは? 米国で人気沸騰中 超人気チームからドラフト指名

[ 2026年10月29日 11:27 ]

杉谷拳士公式インスタグラム(kenshi.02)から

 元日本ハムの杉谷拳士氏(35)が29日、自身のSNSを更新し、米国の人気野球エンターテインメントチーム「サバンナ・バナナズ」からドラフト指名され、現役復帰すると発表した。2022年シーズン限りで現役を引退してから約4年。米国を舞台に、再び選手として挑戦する。杉谷氏が新たに挑戦する「バナナボール」とは。

 杉谷氏はSNSで「35歳。杉谷拳士、現役復帰します」と報告。「現役引退から約4年。もう一度、選手としての挑戦が始まります。舞台は、アメリカ」と決意をつづった。バナナボールとの出会いを通じて「野球の無限の可能性」を改めて感じたといい、「いつか日本の皆さんにもこの最高のエンターテインメントを届けたい」と目標を掲げた。

 一方、現在の仕事については「もちろん減らしません」と宣言。「これからは、今までの2倍働かなくてはいけませんね」とユーモアを交えながら、35歳での新たな挑戦への意欲を示した。

 米国で人気を集める野球エンターテインメント「バナナボール」とは。

 バナナボールは、アメリカ発のエンターテインメントに特化した新しいスタイルの野球、またはその独自の試合形式のこと。杉谷氏を指名した「サバンナ・バナナズ」が新たに考案したもので、従来の野球に独自のルールやダンス、音楽などのショー要素を取り入れたエンターテインメントだ。

 「サバンナ・バナナズ」はジョージア州サバンナを拠点に始まったが、現在は6球団によるリーグへと成長し、全米各地で人気を集めている。

 試合時間は2時間のタイムリミット制。得点制ではなく「イニング・ポイント制」で、イニングの裏表を終えた時点で得点の多かったチームがイニングポイントを取得する。四球はなく「スプリント」が適応され、ボールが4球になると、打者は一塁へ向かって走り出す。守備側は9人全員にボールを回すまで走者をアウトにできず、打者は守備の隙を突いて二塁、三塁、さらには本塁を狙うこともできる。制限時間内で同点だった場合、ショーダウン・タイブレーク制が適応される。守備側のチームは投手、捕手、内野手各一人で、投手と打者の“ガチンコ勝負”となる。

 また「バントは禁止」「一塁への盗塁OK」「マウンドへの集合禁止」などユニークなルールも。さらに観客がファウルフライをキャッチした場合、打者はアウトになるルールもあり、ファン参加型の試みも人気の理由となっている。

 2027年のツアーは74都市79球場に拡大し、初の海外開催も実現。2月にはメキシコのモンテレイとティフアナ、8月にはカナダのトロントとウィニペグで試合を行う。主催者は年間約430万人の観客動員を見込んでいる。さらに6月26日には、ノートルダム・スタジアムで新企画「バナナボール360」を開催。スタジアムの両端に2つの野球場を設置し、イニングごとに使用するグラウンドを切り替えるという異例の試みだ。

 「サバンナ・バナナズ」創設者でオーナーのジェシー・コールは、ファンを一人ずつ増やし、世界で10億人のファンをつくることが目標だと説明。「このクレージーな実験は、私たち自身も想像していなかったところまで広がってきた」と語っていた。

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