阪神・藤川監督 秋季キャンプは実戦封印「必要ありません」就任後3度目の秋は初めて練習に専念

[ 2026年10月30日 05:15 ]

練習前、円陣で話す藤川監督(右)(撮影・後藤 正志)
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 11月1日に高知県安芸市で始まる阪神・秋季キャンプで、藤川監督が実戦を行わない方針を明言した。就任後3度目の秋にして初めて練習に専念する。参加メンバーが発表されたこの日、秋季練習中の甲子園で狙いを明かした。

 「組織づくりのためには2027年の(シーズンに向けた)秋季キャンプが非常に重要。対外試合もしない。きちっとチームをつくり上げていくという一歩目がまた始まる。(紅白戦も?)やりません。必要ありません」

 就任直後の24年は、高知入りして3日目に早くも紅白戦を実施。佐藤輝を2番に起用して話題を呼んだ。昨年は中日と練習試合をし、投手から野手に転向した西が実戦デビューを飾った。過去2年は実戦を通じて選手の力量を見極めたが、今秋は一転して、鍛錬を優先する。

 背景にあるのは、来季からのDH制導入だ。若手野手の育成はもちろんのこと、新たな得点パターンを構築するために作戦面を見直す必要がある。さらには、佐藤輝の大リーグ移籍を見据えた後釜探し、遊撃と左翼の定位置争い、投手力の強化など、取り組むべき課題は山積している。顔ぶれが変わったコーチ陣との連携を深めながら、選手個々の力を伸ばす。今年の南国高知は、新しい猛虎をつくり上げる場となる。

 28日に日本シリーズが終了し、ソフトバンクが2年連続の日本一に輝いた。テレビ観戦した指揮官は「非常に強かった。ソフトバンクとしての組織の力もありますから、それをつくっていくというところになる」と称えた。その一方で、昨年の日本シリーズで敗れた相手、ホークスへの雪辱を口にすることはなかった。

 「誰々を倒しにいくというよりも、一番はペナントレース」

 目標はあくまでセ・リーグ3連覇。そのための実戦封印。「組織力を上げていく期間にします」と地固めに特化する。(倉世古 洋平)

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